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薬膳から見る食材の捉え方

2026 6/11
野菜薬膳
2024年10月10日2026年6月11日

薬膳では、食材をただ栄養素として見るのではなく、その「性質」や「効能」に着目して体のバランスを整えるという視点を持ちます。このアプローチにより、食材がどのように体に影響を与えるかを理解し、より効果的な食事を選ぶことができます。ここでは、薬膳から見る食材の捉え方について詳しく解説します。

薬膳の概念
薬膳からみた食材の捉え方

1. 食材の「性質」(四性)

薬膳において、食材には「四性」と呼ばれる性質があります。これは、食材が体を温めるのか、冷やすのか、またその程度を示す指標です。四性は次の4つに分類されます。

  • 温性(あたためる):体を温め、血行を促進する食材。冷え性や冬の季節に向いています。例:ショウガ、ニンニク、ネギ。
  • 熱性(強くあたためる):温性よりも強く体を温める食材で、体内の寒冷を取り除きます。例:唐辛子、ラム肉。
  • 涼性(冷やす):体を冷やし、炎症を鎮める食材。熱がこもりやすい体質や、夏の暑さに適しています。例:キュウリ、トマト、豆腐。
  • 寒性(強く冷やす):涼性よりもさらに強く体を冷やし、熱を取り除く効果が高い食材。例:スイカ、ハマグリ。

この「四性」を理解することで、自分の体質や季節に応じて適切な食材を選び、バランスを整えることができます。

2. 食材の「味」(五味)

薬膳では、食材の味も重要な役割を果たします。食材は「五味」と呼ばれる5つの味に分類され、それぞれが異なる効能を持っています。

  • 甘味:エネルギーを補い、リラックス効果があります。体を穏やかにし、バランスを整えます。例:米、かぼちゃ、バナナ。
  • 酸味:体内のエネルギーを収め、筋肉や腱を引き締めます。消化を助け、疲労回復に役立ちます。例:梅干し、レモン、りんご。
  • 苦味:体を冷やし、炎症や熱を鎮める作用があります。また、乾燥を防ぐ効果もあります。例:ゴーヤ、コーヒー、ピーマン。
  • 辛味:発汗を促し、血行を良くします。風邪の予防や体の巡りを良くする効果があります。例:生姜、唐辛子、ニンニク。
  • 鹹味(塩味):体を柔らかくし、老廃物を排出する効果があります。例:塩、海藻、貝類。

五味を意識してバランスよく取り入れることで、体調に合わせた食事ができます。

3. 食材の「効能」

薬膳では、食材の効能にも注目します。それぞれの食材が持つ特性によって、異なる部位や症状に対して効果を発揮します。例えば、以下のように食材の効能が分類されます。

  • 補気(気を補う):エネルギーを増強し、疲れやすい体をサポートする食材。例:人参、大豆、鶏肉。
  • 補血(血を補う):血液を増やし、貧血や冷えを改善する食材。例:ほうれん草、レバー、黒ゴマ。
  • 清熱(熱を取り除く):体内の余分な熱を冷ます食材。例:キュウリ、セロリ、緑茶。
  • 活血(血行を促進する):血液の巡りを良くし、滞りを解消する食材。例:黒酢、ショウガ、桂皮。

このように、食材の効能を理解することで、体調に合わせた食事を選ぶことができ、未病の予防や体調の改善が期待できます。

まとめ

薬膳から見る食材の捉え方は、栄養価だけでなく、体に与える影響を深く理解することが重要です。食材の「性質」「味」「効能」に着目することで、よりバランスの取れた食事を実践でき、体調を整えるサポートが可能となります。薬膳の知識を活用して、自分の体質や季節に合わせた食材選びを意識し、日々の食生活を充実させましょう。

野菜薬膳
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この記事を書いた人

山川 麻子のアバター 山川 麻子 YAKUZEN TOKYO株式会社 代表

1982年生まれ。デジタルマーケティングや某百貨店のリアルマーケティングソーシャルを軸にしたD2C型アパレル事業の立ち上げに従事。過労と精神的素因によりドクターストップがかかり休職。原因を模索する中、中医薬膳と出会い食材の効能を使い体を整える方法に感銘を受ける。薬膳をもっと早くに知っておいたらよかったという思いから今までの経験を生かし、自身の体質と向き合い、手軽に薬膳を取り入れられるサブスクサービスを展開することを決意。2020年国際薬膳師の資格を取得。

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