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【2025年版】夏バテを薬膳で乗り切る対策とおすすめ食材9選

2026 6/11
コラム 野菜薬膳
2025年7月29日2026年6月11日
目次

夏バテとは?薬膳で考える原因と症状

夏バテという言葉を聞くと、だるさや食欲不振を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。薬膳のもととなる中医学では、「暑さによる気(エネルギー)と水分の消耗」と考えられています。

また、夏の不調は食欲不振、寝不足、無気力、イライラ、むくみ、下痢や便秘など多岐にわたります。中医学では、汗をかくと水分だけでなく「気」も消耗されるとされており、夏バテ対策には、消耗した水分とともに「気」を補うことが必要なのです。

夏バテの症状を表す様子

薬膳的アプローチで夏バテを予防する3つの柱

薬膳の視点から夏バテ対策を考えると、「気を補う」「水分を整える」「胃腸を労わる」という3つの柱が重要です。まず、「気を補う」ことから始めましょう。気とは体内を巡るエネルギーのようなもの。夏の暑さで汗をかくと、このエネルギーが失われていきます。

次に「水分を整える」ことも大切です。ただ水分を摂るだけでなく、体内の水分バランスを整えることが重要です。スイカやきゅうり、トマトなどの水分が多い食材は、体を潤しながら熱を冷ます効果があります。

最後に「胃腸を労わる」ことも忘れてはいけません。夏は胃腸が弱りやすい季節。消化のよい食事を心がけ、胃腸の負担を減らすことが大切です。

薬膳で使われる夏バテ対策の食材

夏の不調におすすめ食材9選

1. スイカ
スイカは夏の代表的な果物ですが、薬膳的には「体の熱を冷まし、のどの渇きを潤す」効果があります。水分補給だけでなく、利尿作用もあるため、むくみの解消にも役立ちます。

2. きゅうり
きゅうりは体を冷やし、解毒作用があるとされています。水分が多く、カリウムも豊富なので、汗で失われたミネラルの補給にもぴったり。サラダだけでなく、浅漬けや和え物にして食べるのがおすすめです。

3. トマト
トマトは体を冷やし、のどの渇きを潤す効果があります。リコピンなどの抗酸化物質も豊富で、夏の紫外線対策としても優れています。冷やしすぎずに食べるのがポイントです。

4. 生姜
生姜は体を温め、発汗作用や消化促進効果があります。一見矛盾するようですが、適度な発汗は体の熱を下げ、代謝を促進するのに役立ちます。冷房による冷えからも体を守ってくれる心強い味方です。

5. 山芋
山芋は胃腸の働きを助け、消化吸収を促進します。夏バテで弱った胃腸を労わるのに最適な食材です。お味噌汁やスープに入れて、柔らかく温かくして食べましょう。

6. かぼちゃ
かぼちゃは脾(消化器系)を養い、胃腸の働きを整える効果があります。ビタミンやミネラルも豊富で、免疫力向上にも効果が期待できます。煮物や蒸し料理にして食べるのがおすすめです。

7. 緑豆
緑豆は体の熱を冷まし、解毒作用があるとされています。緑豆スープや緑豆もやしとして食べるのがおすすめです。特に夏の暑さで体に熱がこもりやすい方におすすめです。

8. オクラ
オクラはのどの渇きを潤し、胃腸の働きを助ける効果があります。食物繊維も豊富で、腸内環境を整えるのにも役立ちます。さっと茹でてお浸しや和え物にするのがおすすめです。

9. 緑茶
余分な熱を冷まし、利水作用もあるとされており、むくみが気になるときにもおすすめです。コンビニや自宅でも手軽に取り入れられるのも魅力です。

夏バテ対策の薬膳レシピ3選

ここからは、実際に私が夏バテ対策として作っている薬膳レシピをご紹介します。どれも材料は身近なもので、調理も簡単なので、ぜひ試してみてください。

1. 豚こまとキャベツの梅味噌マヨ炒め

これは夏バテで食欲がない時にもさっぱりと食べられる一品です。梅の酸味が食欲を増進させ、豚肉は体力回復に役立ちます。キャベツは胃腸ケアに効果的です。

材料(4人分)

  • 豚こま切れ肉:400g
  • キャベツ:正味300g
  • 塩、こしょう:少々
  • 酒:小さじ2
  • 片栗粉:大さじ2
  • マヨネーズ:大さじ2
  • 味噌、梅チューブ、砂糖、オイスターソース:各大さじ1
  • ごま油:適量
  • 青ネギの小口切り、白いりごま:お好みで

作り方

  • キャベツはざく切りにし、豚こま切れ肉は塩、こしょう、酒を揉み込んでから、片栗粉をまぶしておきます。
  • マヨネーズ、味噌、梅チューブ、砂糖、オイスターソースを混ぜておきます。
  • フライパンにごま油を熱し、豚肉をほぐしながら炒めます。
  • 豚肉に火が通って来たら、キャベツを加えて炒めます。
  • 全体に火が通ったら、火を止めてから調味料を加えさっと絡めます。
  • 器に盛り、お好みで青ネギの小口切り、白いりごまをのせます。

梅の酸味が食欲を増進させ、豚肉の赤身には疲労回復に効果的なビタミンB1が豊富に含まれています。キャベツは胃腸の調子を整えてくれるので、夏バテ対策にぴったりの一品です。

豚こまとキャベツの梅味噌マヨ炒めの完成イメージ

2. スイカと緑豆のひんやりスープ

暑い日にぴったりの冷たいスープです。体の熱を冷まし、のどの渇きを潤す効果があります。

材料(4人分)

  • スイカ:正味400g
  • 緑豆:100g
  • はちみつ:大さじ2
  • レモン汁:大さじ1
  • ミント:適量

作り方

  • 緑豆は一晩水に浸してから、柔らかくなるまで茹でます。
  • スイカは種を取り除き、ミキサーにかけます。
  • 茹でた緑豆とスイカのピューレ、はちみつ、レモン汁を混ぜ合わせます。
  • 冷蔵庫で冷やし、器に盛り付けてミントを添えます。

スイカは体の熱を冷まし、緑豆は解毒作用があるとされています。暑い日の水分補給にぴったりのスープです。

夏バテを防ぐ薬膳的な生活習慣

1. 朝食をしっかり摂る

朝の涼しい時間帯に、消化の良いものをしっかり摂りましょう。山芋入りのおかゆや野菜スープなどがおすすめです。

2. 冷たい飲み物を控える

冷たい飲み物は胃腸を冷やし、消化力を低下させます。白湯や常温のハーブティー(ミント、ハイビスカスなど)を意識して取り入れましょう。

3. 適度な運動と休息のバランス

朝や夕方の涼しい時間に軽く体を動かし、昼間はしっかり休息を取るようにしましょう。

4. 入浴で体温調節

ぬるめのお風呂に浸かることで、自律神経を整え、体の熱を適切に放出できます。

薬膳で夏バテ知らずの夏を過ごそう

夏バテは、現代人の多くが悩む不調のひとつですが、薬膳の知恵を活用すれば、無理なく予防・改善が可能です。私自身、薬膳と出会ってから体調の波が穏やかになり、特別な食材や調理法がなくても日常の中で実践できることに気づきました。

「気を補う」「水分を整える」「胃腸を労わる」この3つの柱を意識して、夏バテに負けない体づくりを始めてみませんか?

薬膳についてもっと知りたい方は、やさい薬膳のサイトもぜひご覧ください。身近な野菜でできる薬膳情報が満載です。

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この記事を書いた人

山川麻子

YAKUZEN TOKYO株式会社 代表。1982年生まれ。デジタル・リアル両面のマーケティング領域でD2Cアパレル事業を手がけた後、体調不良をきっかけに中医薬膳と出会う。食材の効能による体調改善に感銘を受け、「現代人に合わせた薬膳」をコンセプトに、企業向け講座や社食監修、日常に取り入れやすい薬膳サービスを展開。

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