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よもぎの効能

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よもぎは温性の野草で、体を芯から温めて血行を促し、冷えによる不調を整えるとされます。経絡を通じて体内の巡りを整え、出血を止める作用が期待され、生理時の出血過多や血便、痔の症状などにも良いとされます。冷えを感じやすい方や女性のケアにも取り入れやすいとされている食材です。

よもぎ

よもぎの旬と若葉の下ごしらえ

よもぎの効能を毎日の食卓で楽しむなら、まず旬の時期と下ごしらえを知っておくと使いやすくなります。よもぎは身近な野草として古くから親しまれ、摘み方やあく抜きのコツを押さえると、香りよく仕上がります。春の若葉ならではのやわらかさと、独特の芳香を味わいましょう。

よもぎの旬は春の3月から5月

よもぎが食べごろを迎えるのは、3月から5月ごろの春です。地面から伸びはじめた若葉はやわらかく、香りもおだやかで食べやすいのが特徴です。主な産地は長野・京都・熊本に加え、加工用では徳島などでも生産され、全国各地の山野にも自生しています。時期が進んで葉が大きくなると、香りもアクも強くなっていきます。摘むなら、やわらかい新芽の部分を選ぶのがおすすめです。食物繊維を含む葉野菜として、春の健康的な食卓になじみやすいのも魅力です。なお道路ぎわや畑のへりなど、人通りの多い場所のものは避け、きれいな場所で摘むようにします。

若葉の摘み方とブタクサとの見分け方

よもぎを野外で摘むときは、よく似た植物との見分けが大切です。よもぎは葉の裏が白い産毛でおおわれ、葉を軽くもむとよもぎ特有の爽やかな芳香が立ちます。この香りのもとはシネオールという成分です。形の似たブタクサは香りがほとんどなく、葉の裏も白くありません。見分けに迷ったら、香りと葉裏の色を確かめると安心です。

重曹を使ったあく抜きの方法

よもぎはアクが強いため、料理に使う前に下ゆでしてあく抜きをします。手順はシンプルです。

  • たっぷりの湯を沸かし、重曹をひとつまみ加える
  • よもぎをさっとゆで、冷水にとって色止めする
  • 水気をしぼり、刻むか、すりつぶしてペーストにする

重曹を加えると色鮮やかに仕上がり、アクもやわらぎます。ゆですぎると香りが飛ぶので、短時間でさっと火を通すのがコツです。

よもぎのおすすめの食べ方

よもぎは風味を生かした和の料理に幅広く使えます。お菓子だけでなく、料理や飲み物としても親しまれています。下ごしらえしたよもぎを使った代表的なレシピを紹介します。

春を味わうよもぎ餅・草餅

よもぎといえば、草餅やよもぎ餅が思い浮かぶ方も多いでしょう。あく抜きしてすりつぶしたよもぎを、つきたての餅やだんごに練り込むと、鮮やかな緑色と春らしい香りが楽しめます。あんこを包んだり、きなこをまぶしたりと、家庭でも手軽に作れます。草餅は端午の節句や春の行事菓子としても親しまれ、関東では「草餅」、関西では「よもぎ餅」と呼ばれることが多いなど、地域によって呼び名が変わります。粉末状のよもぎパウダーを使えば、白玉粉や上新粉に混ぜるだけで季節の和菓子になり、パンケーキやマフィンの生地に加えても風味が楽しめます。

天ぷらやおひたしで春を味わう

やわらかい若葉は、天ぷらにすると香りが引き立ち、春の食卓にぴったりです。衣を薄めにつけてさっと揚げると、よもぎの色と風味が生きます。あく抜きしたよもぎは、おひたしや和え物、みそ汁の具にしても楽しめます。白和えにすると、よもぎのほろ苦さとごまのコクがよく合います。ごはんに混ぜてよもぎごはんにすると、彩りも豊かになります。

よもぎ茶と乾燥よもぎの活用

乾燥させたよもぎは、煎じてよもぎ茶として楽しめます。やさしい風味で、ノンカフェインのため時間を選ばず飲みやすく、ほうじ茶や玄米茶とブレンドしても香りが引き立ちます。食後の一杯にも向きます。乾燥よもぎは保存がきき、お茶のほか、製菓やふりかけにも使えます。自分で干すのが難しいときは、国産の乾燥よもぎを使うと、お茶づくりや和菓子づくりに手軽に取り入れられます。茹でて水気をしぼり、小分けにして冷凍しておく方法も便利です。

食用以外の使われ方も豊富

よもぎは食べるだけでなく、暮らしのいろいろな場面で使われてきた植物です。葉の裏の白い毛を集めたものは、お灸に使う「もぐさ」の原料になります。乾燥した葉を湯に入れるよもぎ風呂など、入浴に取り入れる使い方も知られています。端午の節句には菖蒲とともに軒に飾る風習もあり、古くから季節の節目や厄よけにも使われてきました。海を越えたヨーロッパでは「マグワート」と呼ばれるハーブとして親しまれ、洋の東西を問わず暮らしになじんできました。

同じく体を温める食材として親しまれる生姜の効能やシナモンの効能、気血を養うとされるなつめの効能もあわせて知っておくと、季節の献立づくりの参考になります。

春先に芽吹くよもぎは、若葉の香りとやわらかさが魅力の野草です。よもぎ餅や天ぷら、お茶として、また入浴にと、暮らしのなかで幅広く楽しめます。旬の時期に、季節の香りを食卓に取り入れてみてください。

よもぎの効能

分類

理血類

四気五味

辛味・苦味、温性

帰経

肝、脾、腎

春

旬

主な産地

長野/京都/熊本

野菜の効果

おすすめの食べ方

血行を促進し、冷えを改善すると言われています。

おひたしや天ぷら、またはお茶として楽しむのがおすすめです。

薬膳的メモ

体を温め、血液の循環を整えるとされています。

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