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痰湿体質の方へ|重だるさ・むくみ・疲れやすさは「巡らない水」が原因かも

2026 6/11
コラム 野菜薬膳
2025年5月29日2026年6月11日

朝から体が重い。むくみがとれない。疲れやすいのに、動きたくない。ダイエットしてもなかなか痩せない。そんな“体の停滞感”に、心当たりはありませんか?東洋医学では、水分代謝のバランスが崩れ、体の中に余分な「湿(しつ)」がたまった状態を「痰湿(たんしつ)」と呼びます。これは、体の中に“いらない水”が溜まって巡らなくなっているサイン。

この記事では、痰湿体質の特徴と整え方、そして日々のごはんで実践できるやさしい薬膳の考え方をご紹介します。

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痰湿体質の方へ|重だるさ・むくみ・疲れやすさは「巡らない水」が原因か
目次

痰湿体質とは?

痰湿とは、体内に不要な水分や老廃物が溜まり、それが巡らずに停滞している状態のこと。単なるむくみや体重増加ではなく、内臓の働きや気の巡りも鈍くなっているのが特徴です。

痰湿体質の特徴とサイン

  • 朝から体が重だるい
  • むくみやすい・水太りしやすい
  • 食欲が不安定・胃もたれしやすい
  • 頭がぼーっとする・集中力が落ちている
  • 湿気の多い日や梅雨時に体調を崩しやすい

痰湿体質の方におすすめのセルフケア

1. 湿をためない環境づくりを意識する

痰湿体質の方は、外の湿気の影響も受けやすいため、住環境の工夫が大切です。特に梅雨時や気温差のある季節には、湿気がこもる場所を避け、風通しを良くすることがポイント。こまめな換気や除湿、カビの発生を防ぐことで、体内の湿の停滞も和らぎやすくなります。

2. 胃腸(脾)をいたわる暮らしを心がける

中医学では、「脾(=胃腸)」は湿をさばく要の臓器とされ、脾が弱ると湿がたまりやすくなると考えられています。とくに、ストレスや過度な思い悩みは脾の働きを損なう要因に。忙しい日々の中でも、気分の波をやさしく整え、心と体のバランスを崩さないよう意識してみましょう。

3. 食生活で“余分な湿”をためない

痰湿体質のケアには、食事の選び方がとても重要です。甘いもの・脂っこいもの・冷たい飲食は、湿を生みやすく胃腸を冷やす原因になります。温かく、消化にやさしい料理を中心にし、胃腸に負担をかけない食習慣を意識することで、体内の巡りが整いやすくなります。

痰湿体質に合った「やさい薬膳」のすすめ

痰湿体質の方は、体内に余分な水分(湿)がたまりやすく、それが原因でむくみ・だるさ・痰・咳などの不調が起こりやすいとされています。東洋医学では、この「湿」を取り除くために、去湿(きょしつ)作用や化痰(けたん)・止咳(しがい)作用のある食材を積極的に取り入れることがすすめられています。

以下では、痰湿体質の改善に役立つ薬膳食材を、2つの働き別にご紹介します。

去湿|余分な水分を取り除く

「去湿」は、胃腸の働きを助け、体の水はけを良くする作用です。むくみや重だるさが気になる方は、まずこの食材たちから取り入れてみましょう。

食材分類食材例
豆類・穀類はと麦、とうもろこし、冬瓜、小豆、大豆、枝豆、そら豆、黒豆
魚介類白身魚(消化にやさしく、湿を排出)
利水食材鯉、はまぐり(利水作用でむくみ改善にも)

化痰・止咳|痰と咳をやわらげる

「化痰・止咳」は、肺を助けて、痰がからむ咳や胸のつかえをやわらげる作用。呼吸器系の不調がある方や、咳が長引く方におすすめです。

食材分類食材例
根菜・野菜類里芋、筍(湿を排出し胃腸を整える)
春菊、からし菜(香りで気を巡らせ痰を散らす)
海藻・淡水食材へちま、昆布、海苔(体内の熱と湿を冷ます)
あさり、くらげ(潤しながら痰を流す)
肺を潤す果物豆乳、柿、梨、びわ、びわの葉、銀杏(肺をうるおし咳をしずめる)

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“体にたまったもの”を、やさしく手放していこう

痰湿体質は、体の中が「溜め込みモード」になっている状態。でも、それはあなたの体が「ちょっと疲れてるよ」「そろそろ整えて」と教えてくれている証拠です。

やさい薬膳で、食べながら整えていく暮らしを。体も心も、もっと軽やかに変わっていけます。

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この記事を書いた人

山川麻子

YAKUZEN TOKYO株式会社 代表。1982年生まれ。デジタル・リアル両面のマーケティング領域でD2Cアパレル事業を手がけた後、体調不良をきっかけに中医薬膳と出会う。食材の効能による体調改善に感銘を受け、「現代人に合わせた薬膳」をコンセプトに、企業向け講座や社食監修、日常に取り入れやすい薬膳サービスを展開。

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