玉ねぎの効能
玉ねぎの効能
胃腸が弱っているときや冷えを感じる日は、玉ねぎを使った料理をぜひ試してください
薄くスライスした玉ねぎに醤油や鰹節を合わせ、シンプルな和風サラダとして楽しむのがおすすめです。
玉ねぎは体を温めて血流を促し、お腹の冷えや張りを和らげる効果があると言われています
この野菜の乾燥品乾燥玉ねぎ →
玉ねぎは辛味と甘味をもち、温性で、体を温め、気の巡りをよくし、胃腸のはたらきを助けるとされる野菜です。生のさわやかな辛みと、加熱したときのとろりとした甘みが持ち味で、体を冷やしたくないときや、毎日の食卓に取り入れたいときの養生に向くとされます。サラダや炒め物、煮込みから揚げ物まで、和洋中を問わず使える、料理の土台になる野菜です。

玉ねぎの旬と種類・選び方
玉ねぎの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。生の辛みと加熱した甘みの両方が持ち味の、一年を通して手に入るヒガンバナ科の野菜です。
新玉ねぎは春、貯蔵ものは通年
玉ねぎは、ねぎやにんにくと同じ仲間で、土の中でふくらんだ部分を食べる野菜です。春に出回る新玉ねぎは、みずみずしく辛みが少なくて甘いので、生のサラダに向きます。一方、収穫後に乾燥させて貯蔵した玉ねぎは、一年を通して出回り、辛みがしっかりして、加熱すると甘みとコクが増します。北海道や淡路島、佐賀などが主な産地です。生では辛み、加熱すればとろりとした甘みと、調理によって大きく表情が変わるのが、玉ねぎのおもしろいところです。
黄玉ねぎ・新玉ねぎ・赤玉ねぎ
玉ねぎは、色や時期によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 黄玉ねぎ | もっとも一般的。貯蔵がきき、加熱で甘みとコクが出る |
| 新玉ねぎ | 春だけのみずみずしい玉ねぎ。辛みが少なく生食向き |
| 赤玉ねぎ | 紫色で辛みがおだやか。彩りがよく、サラダやマリネに |
ふだんの料理には、貯蔵がきいて加熱で甘くなる黄玉ねぎが便利です。生でみずみずしさを楽しむなら、春だけの新玉ねぎ、彩りのよいサラダには、紫色の赤玉ねぎが向きます。小ぶりのペコロス(小玉ねぎ)は、皮をむいて丸ごと、煮込みやピクルスに使えます。シャロット(エシャロット)は、香りがよく、ソースの風味づけに向きます。料理に合わせて選び分けると、玉ねぎの持ち味が生きます。
選び方と辛みを抜くコツ
よい玉ねぎを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 皮がよく乾いて、つやがあり、かたくしまっているもの
- 持つとずっしりと重く、頭の部分がかたいもの
- 芽や根が出ておらず、傷んだりやわらかくなったりしていないもの
玉ねぎは、切るときに目にしみることがありますが、よく冷やしてから、よく切れる包丁で切ると、しみにくくなります。生で食べるときは、薄くスライスして、水にさっとさらすか、空気にさらすと、辛みがやわらいで食べやすくなります。繊維に沿って切るとシャキッと、繊維を断つように切るとやわらかく仕上がるので、料理によって切り方を変えます。加熱すると辛みが抜けて甘くなるので、じっくり炒めると、あめ色のコクのある甘みが引き出せます。
玉ねぎのおすすめの食べ方
玉ねぎは、生のさわやかな辛みと加熱したときの甘みを生かして、サラダから炒め物、煮込みまで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
サラダ・炒め物・あめ色玉ねぎに
玉ねぎの持ち味がいちばん生きるのは、生と加熱の使い分けです。新玉ねぎや赤玉ねぎを薄くスライスして、かつお節やドレッシングであえるオニオンスライスは、さわやかな辛みが楽しめます。豚肉と炒める生姜焼きや、野菜炒めには、玉ねぎの甘みが欠かせません。じっくり炒めてあめ色玉ねぎにすると、カレーやハヤシライス、オニオングラタンスープの土台になり、料理にコクと深みが出ます。みじん切りにして、ハンバーグやミートソースに加えると、うまみと甘みがまし、味わいが豊かになります。
スープ・煮込み・揚げ物に
玉ねぎは、加熱すると甘みととろみが出て、料理をまろやかにします。丸ごと、またはくし形に切って煮るスープやポトフ、おでんは、とろりと甘く、体の温まる一品です。オニオングラタンスープは、あめ色玉ねぎの甘みとコクが楽しめる定番です。輪切りにして衣をつけて揚げるオニオンリングや、かき揚げは、甘みと香ばしさが引き立ちます。新玉ねぎを丸ごと使った蒸し料理やスープは、春ならではのみずみずしい甘みが味わえます。加熱の仕方で、いろいろな甘みが楽しめます。
玉ねぎの保存のコツ
黄玉ねぎは、湿気に弱いので、風通しのよい涼しい場所で、ネットに入れて吊るすか、かごに入れて保存すると、長もちします。新玉ねぎは、水分が多くて傷みやすいので、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れ、早めに使いきりましょう。使いかけのものは、ラップで包んで冷蔵します。たくさんあるときは、薄切りやみじん切りにして、生のまま小分けにして冷凍すると、炒め物やスープにそのまま使えて便利です。あめ色玉ねぎにして冷凍しておくと、カレーやスープにすぐ使えて、時短にもなります。
あわせて、同じく体を温めるとされる白ねぎの効能や、同じく体をあたためる生姜の効能も知っておくと、季節の食卓づくりの参考になります。
一年を通して使える玉ねぎは、サラダや炒め物、あめ色玉ねぎから、スープや煮込み、揚げ物まで、生の辛みと加熱した甘みを楽しめる野菜です。加熱でコクの出る黄玉ねぎ、生食向きの新玉ねぎ、彩りの赤玉ねぎと、料理に合わせて使い分けると持ち味が生きます。体を冷やしたくないときや、毎日の養生に、玉ねぎを食卓に取り入れてみてください。
