オレンジの効能
オレンジの効能
食欲を促進し、肺を潤すとされ、のどや胃の調子を整える効果が期待されます。
生でそのまま食べるほか、ジュースやスムージーにするのもおすすめです。
オレンジは津液を生じ、肺や胃を潤し、のどの乾きを和らげると言われています。
オレンジは甘味と酸味をもち、涼性で、胃の調子を整え、体に潤い(津液)を補うとされる柑橘です。のどの渇きや、乾燥による不調が気になるときの養生に向くとされ、肺を潤すともいわれます。さっぱりとした風味で、そのまま食べるほか、ジュースやサラダにも取り入れやすい果物です。

オレンジの旬と種類・選び方
オレンジの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。鮮やかな色合いとさわやかな香り、甘味と酸味のバランスが持ち味の柑橘です。
旬は冬から春、輸入物は通年
オレンジは、世界中で栽培されている柑橘で、輸入物が多く一年を通して手に入ります。アメリカ産やオーストラリア産が時期をずらして出回るため、店頭で途切れることがほとんどありません。国産のネーブルオレンジやブラッドオレンジは、冬から春(12月から4月ごろ)に旬を迎え、この時期は香りも甘みものってきます。広島県や和歌山県、愛媛県などで栽培されており、国産ならではのみずみずしさが楽しめます。輸入物と国産を使い分けると、一年中いろいろな味わいを楽しめます。
ネーブル・バレンシア・ブラッドオレンジ
オレンジには、いくつかの種類があり、味わいや向く使い方が異なります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ネーブルオレンジ | 果肉がやわらかく濃厚な甘み。種が少なく食べやすい |
| バレンシアオレンジ | 果汁が豊富でさわやかな酸味。ジュース向き |
| ブラッドオレンジ | 果肉が赤く、こくのある甘みと香り。彩りやお菓子に |
そのまま食べるなら甘みの濃いネーブル、しぼってジュースにするなら果汁の多いバレンシア、彩りや風味を楽しむならブラッドオレンジと、用途で選び分けられます。どれも皮をむき、薄皮ごと、または果肉を取り出して食べられます。
選び方と切り方のコツ
おいしいオレンジを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 手に持つとずっしり重く、果汁がたっぷりつまっていそうなもの
- 皮にハリとつやがあり、香りがふんわり立つもの
- へたの周りがしなびておらず、傷の少ないもの
オレンジは、上下を切り落として皮に縦の切り込みを入れると、手でもむきやすくなります。輪切りやくし形に切る「スマイルカット」にすると、皮をつけたまま手で持って食べやすく、彩りもよく仕上がります。サラダやお菓子に使うときは、薄皮を取り除いて果肉だけにすると、口当たりがなめらかになります。
オレンジのおすすめの食べ方
オレンジは、甘酸っぱい果汁と香りを生かして、そのままでもひと手間かけてもおいしく楽しめます。定番の食べ方を紹介します。
そのまま・ジュース・サラダに
オレンジの持ち味がいちばん生きるのは、皮をむいてそのまま味わう食べ方です。みずみずしい果肉から広がる甘酸っぱさと香りが、デザートにぴったりです。しぼりたてのジュースは、さわやかな酸味で朝にもよく合います。果肉をほぐして葉野菜や生ハム、モッツァレラと合わせたサラダは、彩りも華やかです。ゼリーやスムージーに加えると、香りよく仕上がります。さっぱりとした酸味が、こってりした料理の箸休めにもなります。
マーマレード・お菓子・料理に
オレンジは、皮まで香りを生かして使えます。皮を刻んで砂糖と煮詰めるマーマレードは、香りが豊かで、パンやヨーグルトによく合います。果汁や薄切りを焼き菓子に加えると、さわやかな香りのアクセントになります。豚肉や鴨肉のソースに果汁を使うと、甘酸っぱさが脂のこくを引き締めます。皮の白い部分は苦みがあるので、お菓子には外側の色づいた部分(ゼスト)を使うと、香りよく仕上がります。
オレンジの保存のコツ
オレンジは比較的日もちしますが、乾燥すると風味が落ちやすい果物です。まるごとなら、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れると、みずみずしさを保てます。すぐに食べるなら、風通しのよい涼しい場所に置いても構いません。むいた果肉は乾燥しやすいので、保存容器に入れて冷蔵し、早めに食べきります。たくさんあるときは、果汁をしぼって製氷皿で凍らせたり、薄切りを冷凍したりすると、ジュースやお菓子に使えて便利です。
あわせて、同じく胃の調子を整えるとされる柑橘のみかんの効能や、同じく潤いを補うとされる大型柑橘の文旦の効能も知っておくと、冬から春の食卓づくりの参考になります。
輸入物は一年中、国産は冬から春に旬を迎えるオレンジは、そのままはもちろん、ジュースやサラダ、マーマレードやお菓子まで、甘酸っぱさと香りを楽しめる柑橘です。甘みの濃いネーブル、果汁豊富なバレンシア、彩りのブラッドオレンジと、種類に合わせて使い分けると持ち味が生きます。のどの渇きや乾燥が気になる季節の養生に、オレンジを取り入れてみてください。
