たけのこの効能
たけのこの効能
余分な熱を取り除き、腸を潤して便通を整えるとされています。
煮物や炒め物、炊き込みご飯など、加熱調理で美味しくいただけます。
発疹を促し、毒素を解消する働きがあると考えられています。
たけのこは、体内の余分な熱を取り除き、腸を潤して便通を整える働きがあるとされています。また、発疹を促して毒素を解消することで、皮膚トラブルや熱による不調を和らげる助けになると言われています。旬の時期に採れるたけのこは柔らかく香りも良いので、煮物や炒め物、炊き込みご飯などで楽しむのがおすすめです。

たけのこの旬と種類・選び方
たけのこの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。シャキシャキとした歯ざわりと、土の香りを思わせる風味が持ち味の、春を告げる野菜です。
旬は春、主役は孟宗竹
たけのこの旬は3月から5月ごろの春で、種類によって出回る時期が少しずつずれます。もっとも一般的なのは、3月から4月に出回る大ぶりで肉厚な「孟宗竹(もうそうちく)」です。京都では、西山や乙訓のやわらかな「京たけのこ」が名産として知られ、春の京野菜を代表する存在です。たけのこは掘ってから時間が経つほどえぐみが強くなるため、朝掘りのものをその日のうちに調理するのが、もっともおいしい食べ方とされています。
孟宗竹・淡竹・真竹などの種類
たけのこは竹の種類によって、大きさや味わい、旬の時期が異なります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 孟宗竹(もうそうちく) | 春が旬の定番。大きく肉厚で、やわらかく甘みがある |
| 淡竹(はちく) | 初夏が旬。細めでアクが少なく、あっさりした味わい |
| 真竹(まだけ) | 初夏が旬。ほろ苦さがあり、メンマなどの加工に向く |
春に出回る孟宗竹は、煮物や炊き込みご飯など幅広く使えます。アクの少ない淡竹はさっと火を通す料理に、ほろ苦い真竹は加工や濃いめの味つけにと、種類で使い分けられます。北国で採れる細い根曲がり竹(姫竹)も、汁物や焼き物で親しまれています。
選び方とアク抜きのコツ
おいしいたけのこを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- ずんぐりと太く重みがあり、皮にしっとりと湿り気があるもの
- 根元のぶつぶつが少なく白っぽく、切り口がみずみずしいもの
- 穂先が黄色いもの(緑がかったものは日に当たり、えぐみが強い)
たけのこはえぐみのもとになるアクを含むので、手に入れたらすぐにアク抜きをします。皮ごと、米ぬかや米のとぎ汁と赤唐辛子を加えた湯で、やわらかくなるまでゆで、そのまま冷めるまで置いておくと、えぐみが抜けて食べやすくなります。掘りたてのものほどアクが少なく、時間が経つほどえぐみが増すので、早めの下処理が肝心です。
たけのこのおすすめの食べ方
アク抜きしたたけのこは、部位によって食感が変わり、和洋中どんな料理にもなじみます。定番の食べ方を紹介します。
若竹煮・土佐煮・たけのこご飯に
わかめと炊き合わせる若竹煮は、春らしさを味わえる定番の煮物です。かつお節をきかせた土佐煮や、だしで炊くたけのこご飯にすると、香りと食感が引き立ちます。やわらかい穂先は吸い物や和え物に、歯ごたえのある根元は炊き込みご飯や細切りにと、部位で使い分けると無駄がありません。木の芽を添えると、春の香りがいっそう引き立ちます。
天ぷら・炒め物・メンマに
薄切りにして揚げる天ぷらや焼きたけのこは、香ばしさと食感が楽しめます。中華風に炒める青椒肉絲や、オイスターソース炒めにすると、ごはんが進む一品になります。細切りにして甘辛く炒め、ラー油をきかせれば、自家製メンマも作れます。コリッとした歯ごたえは、炒め物や和え物のアクセントとしても重宝します。
たけのこの保存のコツ
ゆでたたけのこは、たっぷりの水に浸して保存容器に入れ、冷蔵庫で保存します。水を毎日取り替えれば、4〜5日ほど日もちします。すぐに使いきれないときは、薄切りや食べやすい大きさに切って、冷凍用の保存袋に入れて冷凍しておくと、煮物や炒め物に使えて便利です。冷凍すると食感が変わりやすいので、少量の砂糖をまぶしてから凍らせると、食感の変化をやわらげられます。
あわせて、京都の春の味覚を紹介する春の京野菜のページや、同じく余分な熱をさます大根の効能も知っておくと、季節の食卓づくりの参考になります。
春に旬を迎えるたけのこは、若竹煮やたけのこご飯、天ぷらや炒め物まで、季節を感じさせてくれる野菜です。やわらかく甘い孟宗竹、あっさりした淡竹、ほろ苦い真竹と、種類や部位に合わせて使い分けると持ち味が生きます。掘りたてを早めにアク抜きして、春ならではのたけのこを食卓に取り入れてみてください。
