梨の効能
梨の効能
熱を取りながら乾燥を潤し、肺や喉を整える作用があるとされています。
そのまま食べるか、ジュースやデザートに加工して楽しむのがおすすめです。
津液を生じさせ、乾燥による不快感の緩和に役立つと言われています。
梨は熱をとりながら乾燥を潤す作用があるとされます。特に肺や喉の乾燥を和らげる働きがあり、咳や喉の痛み、声枯れなどに効果が期待できます。ジュースやデザートとして取り入れることで、乾燥する季節に適した食材となります。

梨の旬と種類・選び方
梨の効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。シャキシャキとした歯ざわりと、あふれるような果汁が持ち味の、晩夏から秋を彩る果物です。
旬は晩夏から秋、和梨と洋梨
梨の旬は8月から10月ごろで、夏の終わりから秋にかけて出回ります。大きく分けて、シャキシャキした食感の「和梨」と、追熟してとろりとやわらかくなる「洋梨」があります。和梨には、果皮が茶色い赤梨系(幸水・豊水など)と、緑がかった青梨系(二十世紀など)があり、青梨を代表する二十世紀梨は鳥取県の名産として知られます。洋梨はラ・フランスなどが有名で、香りが立ち、なめらかな口当たりが魅力です。産地や品種によって出回る時期が少しずつずれるため、秋の間、長く旬を楽しめます。
幸水・豊水・二十世紀などの品種
梨には食感や甘さの異なる品種があり、好みや時期に合わせて選べます。
| 品種 | 特徴 |
|---|---|
| 幸水(こうすい) | 赤梨系で甘みが強く果汁が多い。出回りが早い人気品種 |
| 豊水(ほうすい) | 赤梨系で甘みと程よい酸味のバランスがよい |
| 二十世紀 | 青梨系でみずみずしく、さわやかな甘酸っぱさ |
甘さを存分に味わうなら幸水、甘酸のバランスを楽しむなら豊水、さっぱりした後味が好みなら二十世紀と、品種で選び分けられます。大玉でしっかりした新高や、追熟して香りを楽しむラ・フランスなど、晩秋に出回る品種もあります。みずみずしい二十世紀梨は、乾燥させても素材の風味が生きるため、ドライフルーツとしても親しまれています。
選び方と食べ頃
おいしい梨を選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 果皮の色が均一でハリがあり、ずっしりと重みを感じるもの
- おしりが丸くどっしりとして、軸がしっかりしているもの
- 洋梨は、軸のまわりがやわらかくなり、香りが立ったら食べ頃
和梨は追熟しないので、買ったらなるべく早めに食べきります。一方、洋梨はかたいうちは常温に置いて追熟させ、やわらかく香り立ってから冷やすと、持ち味が引き立ちます。種類によって食べ頃の見極め方が変わる点を覚えておくと、おいしいタイミングを逃しません。
梨のおすすめの食べ方
梨は、みずみずしい甘みを生かして、そのままはもちろん、料理や飲み物にも幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
そのまま・サラダ・すりおろしに
梨は皮をむいて、冷やしてそのまま食べるのがいちばんのごちそうです。シャキシャキした食感を生かして、薄切りにしてサラダに加えると、甘みと果汁がアクセントになります。生ハムやチーズと合わせても好相性です。すりおろした梨は、焼き肉や煮込みの下味に使うと、肉をやわらかくし、自然な甘みを添えます。韓国料理の漬けだれにも、よく使われる使い方です。
蒸し梨・コンポート・ジュースに
梨を半分に切って芯をくり抜き、氷砂糖やはちみつ、しょうがを入れて蒸す「蒸し梨」は、昔から親しまれてきた、体にやさしい食べ方です。砂糖とレモンでコンポートにすれば、上品なデザートになり、汁ごとゼリーにしても楽しめます。すりおろしてジュースにしたり、凍らせてシャーベットにしたりすると、のどごしよく味わえます。加熱すると、また違ったまろやかな甘さが引き出されます。
梨の保存のコツ
梨は乾燥に弱いので、ポリ袋に入れて口を軽く閉じ、ヘタを下にして冷蔵庫の野菜室で保存します。和梨は追熟せず、置くほど食感が落ちていくため、早めに食べきるのがおすすめです。洋梨は、かたいうちは常温で追熟させ、食べ頃になってから冷蔵庫へ移します。たくさん手に入ったときは、皮と芯を取って一口大に切り、冷凍しておくと、半解凍でシャーベットのように楽しめます。
あわせて、同じく肺を潤すとされる白キクラゲの効能や柿の効能も知っておくと、秋の乾燥対策の養生に役立ちます。
晩夏から秋に旬を迎える梨は、そのまま味わうのはもちろん、サラダやすりおろし、蒸し梨やコンポートまで、季節を感じさせてくれる果物です。甘みの強い幸水、さっぱりした二十世紀、追熟して香る洋梨と、品種に合わせて選び分けると持ち味が生きます。乾燥が気になる季節の養生に、旬の梨を食卓へ取り入れてみてください。
おやつ代わりに「乾燥梨」もおすすめ
日持ちもして、食べたい時につまめる乾燥梨もおすすめです。毎日少しずつ取り入れたい方はぜひ乾燥梨をお使いください。
