ビーツの効能
ビーツの効能
血流低下による、生理不順、生理痛、筋肉のこわばりを感じるときにはビーツを使った料理も試してください。
ビーツは茹でて薄切りにし、酢とオリーブオイルでマリネにすることで、素材の甘みを活かした一品が楽しめます。
ビーツは血流を促し、体の巡りを整える働きが期待されています
この野菜の乾燥品乾燥ビーツ →
ビーツは甘味をもち、平性で、血を養い、体の巡りを助けるとされる根菜です。あざやかな赤色とほのかな土の香り、やさしい甘みが持ち味で、めぐりを意識したいときや、彩りを添えたいときの養生に向くとされます。ボルシチやロースト、サラダやスープまで、料理を鮮やかに彩る、ロシアや東欧でおなじみの根菜です。

ビーツの旬と種類・選び方
ビーツの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。あざやかな赤色とやさしい甘みが持ち味の、てんさい(砂糖大根)の仲間にあたるヒユ科の根菜です。
旬は初夏と秋、赤色が持ち味の根菜
ビーツは、砂糖の原料になるてんさいと同じ仲間で、丸い根の部分を食べる根菜です。旬は初夏(6月から7月ごろ)と秋(11月から12月ごろ)の年に二回で、すずしい気候を好みます。日本ではまだなじみがうすいですが、ロシアや東欧では、ボルシチに欠かせない野菜として親しまれてきました。切ると、あざやかな赤い色が出るのが持ち味で、料理を華やかに彩ります。加熱すると甘みが増し、まろやかな味わいになります。生でも、加熱しても使える、彩りの主役になる根菜です。
赤ビーツ・ゴールデンビーツ・水煮
ビーツは、色や使う形によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 赤ビーツ | もっとも一般的。濃い赤色で、料理を鮮やかに彩る |
| ゴールデンビーツ | 黄色い品種。色移りせず、甘みがおだやかでサラダに |
| 水煮・ピクルス | 下ゆで済みで手軽。サラダやスープにすぐ使える |
あざやかな赤色を生かすなら、定番の赤ビーツが向きます。色移りを気にせず、サラダなどに使いたいときは、黄色いゴールデンビーツが便利です。生のビーツは下ごしらえに時間がかかるので、手軽に使いたいときは、下ゆで済みの水煮やピクルスが重宝します。切ると断面が赤白の渦巻きになるキオッジャ種など、めずらしい品種もあります。料理や手間に合わせて選び分けると、ビーツの持ち味が生きます。
選び方と下ごしらえのコツ
よいビーツを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 皮にハリがあり、丸くふっくらとしているもの
- 持つとずっしりと重く、かたくしまっているもの
- 葉つきなら、葉がいきいきとして、しおれていないもの
ビーツは、切ると赤い色が流れ出るので、皮ごと丸ごとゆでるか、アルミホイルで包んでオーブンでローストすると、色と甘みを逃さず仕上がります。竹串がすっと通ればでき上がりで、あら熱がとれてから皮をむくと、つるりとむけます。生で使うときは、皮をむいて薄切りやせん切りにします。手やまな板が赤く染まるので、気になるときは手袋を使うか、すぐに洗います。酢を少し加えると、赤色があざやかに保たれます。葉も、炒め物やサラダに使えます。
ビーツのおすすめの食べ方
ビーツは、あざやかな赤色とやさしい甘みを生かして、煮込みやロースト、サラダまで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
ボルシチ・ロースト・スープに
ビーツの持ち味がいちばん生きるのは、煮込みやスープです。肉や野菜と煮込むボルシチは、ビーツのあざやかな赤色と甘みが溶け出した、東欧の定番料理です。サワークリームを添えると、彩りも楽しめます。皮ごとローストすると、甘みがぐっと引き立ち、つけ合わせやサラダの具にぴったりです。やわらかく煮てミキサーにかけるポタージュは、目をひくピンク色で、おもてなしにも向きます。やさしい甘みととろりとした口当たりが、体の温まる一品になります。
サラダ・ピクルス・スムージーに
ビーツは、生のままや、彩りを生かして使うのも楽しめます。薄切りにして、チーズやくるみ、葉野菜と合わせるサラダや、カルパッチョは、あざやかな赤色が映えます。甘酢に漬けるピクルスやマリネは、さっぱりとした箸休めになり、色もきれいに保てます。ヨーグルトや果物と合わせたスムージーにすると、目にも楽しいピンク色の一杯になります。すりおろしてホットケーキやお菓子の生地に混ぜると、自然な色づけにも使えます。色を生かして、料理を華やかに仕上げられます。
ビーツの保存のコツ
ビーツは、葉つきのものは、葉と根を切り分けてから保存すると、根がしなびにくくなります。根は、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、葉は別にして早めに使いきります。丸ごとなら、冷暗所でもしばらくもちます。たくさんあるときは、ゆでて皮をむき、使いやすい大きさに切って小分けにして冷凍すると、スープやサラダに使えて便利です。ピクルスやマリネにしておくと、日もちして、彩りの一品としてすぐ使えます。ゆで汁も、あざやかな色を生かしてスープなどに使えます。
あわせて、同じく血を養うとされるなつめの効能や、同じく薬膳で血を補うとされるくこの実の効能も知っておくと、めぐりを意識した食卓づくりの参考になります。
初夏と秋に旬を迎えるビーツは、ボルシチやロースト、サラダやスムージーまで、あざやかな赤色とやさしい甘みを楽しめる根菜です。定番の赤ビーツ、色移りしないゴールデンビーツ、手軽な水煮と、料理に合わせて使い分けると持ち味が生きます。めぐりを意識したいときや、食卓に彩りを添えたいときの養生に、ビーツを取り入れてみてください。
