黒豆の効能
黒豆の効能
風邪を取り除き、湿を利尿により排出するとされ、むくみ解消に役立ちます。
煮豆やスープとして食べることで、滋養強壮やむくみ解消を助けます。
黒豆は血流を改善し、体内の湿を取り除く作用があるとされます。
黒豆は甘味をもち、性質はおだやかで、腎の力を養い、胃腸を助け、体の余分な水分をさばいて、血の巡りを促すとされる豆です。むくみや、冷え・乾燥が気になるときの養生に向くとされ、おせちにも使われる縁起のよい食材です。煮豆やスープ、お茶など、形を変えて取り入れられる、こく深い味わいの黒大豆です。

黒豆の旬と種類・選び方
黒豆の効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。つやのある黒い皮と、こくのある甘みが持ち味の、おせちでもおなじみの縁起のよい豆です。
収穫は秋、縁起物の黒大豆
黒豆は、大豆の仲間で、種皮が黒い「黒大豆」のことです。収穫は秋で、乾燥させた豆は保存がきき、一年を通して使えます。黒くまめ(まじめ)に働けるように、という語呂合わせから、おせち料理に欠かせない縁起物として親しまれてきました。主な産地は、最高級とされる丹波黒で知られる兵庫県(丹波篠山)のほか、京都府や北海道、岡山県などです。秋に出回る新豆は、香りがよく、ふっくらと煮上がります。お正月だけでなく、ふだんの料理やお茶にも取り入れられます。
丹波黒・黒千石・黒豆茶
黒豆には、大きさや使い方の異なるいくつかの種類があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 丹波黒 | 大粒で最高級とされる黒大豆。ふっくら甘い煮豆に |
| 黒千石(くろせんごく) | 小粒の黒大豆。ごはんに混ぜたり、お茶にしたり |
| 黒豆茶 | 焙煎して煮出すお茶。香ばしくくせが少ない |
おせちやお菓子に使うなら大粒の丹波黒、ごはんやお茶には小粒の黒千石と、用途で選び分けられます。乾燥豆のほか、水煮や蒸し黒豆、黒豆茶など、すぐ使える形でも手に入るので、調理の手間に合わせて選べます。こくのある甘みと香ばしさを生かして、使い分けると持ち味が生きます。
選び方と煮方のコツ
よい黒豆を選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 粒が大きくそろっていて、皮につやがあり、しわの少ないもの
- 丹波黒などは、表面に白い粉(ブルーム)がついた新しいもの
- 手軽に使うなら、水煮や蒸し黒豆など下ゆで済みのもの
黒豆は、たっぷりの水にひと晩浸してから、弱火でじっくり煮ると、ふっくらやわらかく仕上がります。煮汁が常に豆にかぶっているように、差し水をしながら煮るのが、しわを防ぐコツです。さびた鉄くぎや鉄玉を一緒に入れると、皮の色が黒く美しく仕上がります。甘く煮るときは、砂糖を数回に分けて加えると、味がしみやすくなります。圧力鍋を使うと、短い時間でやわらかく煮えます。
黒豆のおすすめの食べ方
黒豆は、こくのある甘みと香ばしさを生かして、煮豆からごはん、お茶まで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
煮豆・黒豆ごはんに
黒豆の持ち味がいちばん生きるのは、ふっくら甘く煮た煮豆です。おせちの定番で、つやよく煮上げると、お祝いの席を彩ります。甘さをひかえて煮れば、ふだんのおかずや箸休めにもなります。炒った黒豆を米と一緒に炊く黒豆ごはんは、香ばしさと彩りで、食卓が華やぎます。蒸した黒豆やゆで黒豆は、サラダやスープに加えると、こくと食べごたえが出ます。やわらかく煮た黒豆は、ヨーグルトやアイスに添えても楽しめます。
黒豆茶・炒り黒豆・お菓子に
黒豆は、お茶やおやつとしても親しまれています。焙煎した黒豆を煮出す黒豆茶は、香ばしくくせがなく、冷やして冷茶にすると、暑い時期にもすっきり楽しめます。フライパンで炒った炒り黒豆は、そのままおやつやおつまみになり、ごはんに混ぜてもおいしくいただけます。黒豆を使ったきな粉や蒸しパン、ようかんなど、お菓子にも幅広く使えます。煮汁にもこくと色が出るので、ゼリーや寒天にすると、黒豆の風味を余さず楽しめます。
黒豆の保存のコツ
乾燥した黒豆は日もちしますが、湿気を吸うと風味が落ち、虫がつくこともあるので、密閉容器に入れて、湿気を避けた冷暗所で保存します。夏場や長く使わないときは、密閉して冷蔵庫に入れておくと安心です。煮た黒豆は、煮汁ごと保存容器に入れて冷蔵し、数日で食べきります。すぐに食べきれないときは、煮汁ごと小分けにして冷凍しておくと、おやつやお菓子、料理に使えて便利です。黒豆茶も、開封後は密閉して早めに使いきると、香ばしい香りを保てます。
あわせて、同じ大豆の仲間である大豆の効能や、同じく水の巡りを整えるとされる豆の小豆の効能も知っておくと、季節の食卓づくりの参考になります。
おせちにも使われる縁起のよい黒豆は、煮豆や黒豆ごはん、黒豆茶や炒り黒豆、お菓子まで、こくのある甘みと香ばしさを楽しめる豆です。大粒の丹波黒、小粒の黒千石と、種類に合わせて使い分けると持ち味が生きます。むくみや冷え、乾燥が気になる季節の養生に、黒豆を食卓に取り入れてみてください。
