シナモンの効能
シナモンの効能
寒さを和らげ、体内の余分な熱を取り、冷えや痛みを和らげるとされ、体を温めるのに最適です。
温かい飲み物に加えることで、体を温めるだけでなく、香り豊かな風味が楽しめます。
シナモンは寒さを取るため、体が冷えたときや風邪の予防に特におすすめです。
シナモンは辛味と甘味をもち、温性で、体を内側から温め、巡りを促して胃腸を温めるとされるスパイスです。冷えが気になるときや、冷たいものを取りすぎたときの養生に向くとされ、甘く華やかな香りは飲み物やお菓子にもなじみます。料理やお茶に少し加えるだけで、体を温めたいときに使いやすい食材です。

シナモンの旬と種類・選び方
シナモンの香りと効能をおいしく取り入れるなら、原料の特徴と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。甘く華やかな香りが持ち味の、世界最古のスパイスのひとつです。
原料は樹皮、主産地はスリランカ・中国
シナモンは、クスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたスパイスです。漢方では桂皮(けいひ)や肉桂(にっけい)と呼ばれ、薬膳でも体を温める食材として古くから使われてきました。樹皮をはいで乾燥させると、くるりと巻いた独特の形になります。乾燥スパイスとして一年を通して手に入るので、いつでも料理やお茶に取り入れられます。主な産地は、上品なセイロンシナモンで知られるスリランカのほか、濃厚なカシアがとれる中国、ベトナム、インドネシアなどです。スティックのまま保存すると、香りが長もちします。
セイロンシナモンとカシア
シナモンは、原料の木の違いによって、大きく二つのタイプに分かれます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| セイロンシナモン | スリランカ産の本シナモン。上品でまろやかな甘い香り |
| カシア | 中国やベトナム産。濃厚で力強い香り。市販品に多い |
| スティックとパウダー | スティックは煮出しや飾りに、パウダーは振りかけや生地に |
お菓子や紅茶に上品な香りをそえるならセイロンシナモン、しっかり香らせたい煮込みやチャイにはカシアと、用途で選び分けられます。スティックは煮出して香りを移すのに向き、パウダーは生地に混ぜたり仕上げに振ったりと、形に合わせて使えます。香りの個性を生かして選ぶと持ち味が生きます。
選び方と使い方のコツ
よいシナモンを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 香りの好みに合わせて、まろやかなセイロンか濃厚なカシアかを選んだもの
- 袋を開けたときに、甘く華やかな香りがしっかり立つもの
- 香りを長く楽しむなら、パウダーよりスティックのもの
シナモンは、加熱しすぎると香りが飛びやすいので、煮込みやお茶には仕上げに近いタイミングで加えると、香りを生かせます。スティックは、煮出すときに折って入れると香りが出やすくなります。パウダーは少量で香りが強いので、振りかけながら好みに調整すると使いやすく仕上がります。りんごやはちみつ、チョコレートとよく合うので、組み合わせると香りが引き立ちます。
シナモンのおすすめの食べ方
シナモンは、甘く華やかな香りを生かして、飲み物からお菓子、料理まで幅広く使えます。定番の使い方を紹介します。
チャイ・ホットドリンクに
シナモンの香りがいちばん生きるのは、温かい飲み物です。紅茶やミルクと煮出すチャイは、しょうがやカルダモンと合わせると、体を温めたい寒い時期にぴったりの一杯になります。スティックを添えたアップルティーやホットワイン(グリューワイン)、コーヒーやココアに少し振るだけでも、香りが豊かになります。はちみつやミルクと合わせると、甘くやさしい味わいになります。香りとともに体を温めたいときに、手軽に楽しめます。
お菓子・煮込み料理に
シナモンは、お菓子の香りづけに欠かせません。シナモンロールやアップルパイ、クッキー、フレンチトーストに加えると、甘く華やかな香りが広がります。りんごとの相性は格別で、焼きりんごやジャムにひと振りすると、ぐっと風味が深まります。料理では、カレーやモロッコ料理、肉の煮込みに少量加えると、こくと奥行きが出ます。スティックを煮込みに入れて香りを移し、仕上げに取り出すと、上品に香らせられます。
シナモンの保存のコツ
シナモンは湿気と光、空気に弱く、放っておくと香りが飛んでしまうスパイスです。密閉容器に入れて、直射日光と湿気を避けた冷暗所で保存します。香りを長く保つには、パウダーよりもスティックで保存し、使うときに折ったり削ったりするのがコツです。パウダーは香りが飛びやすいので、少量ずつ買って早めに使いきると、よい香りを楽しめます。湿気の多い時期は、コンロのそばなど高温になる場所を避けて保存すると、風味を保ちやすくなります。
あわせて、同じく体を温めるとされる生姜の効能や、シナモンと合わせてお菓子にされるりんごの効能も知っておくと、冷えが気になる季節の食卓づくりの参考になります。
甘く華やかな香りが持ち味のシナモンは、チャイやホットドリンク、お菓子や煮込み料理まで、体を温めたいときに寄り添うスパイスです。上品なセイロンシナモン、濃厚なカシアと、用途に合わせて選び分けると持ち味が生きます。冷えが気になる季節の養生に、シナモンの香りを暮らしに取り入れてみてください。
