パクチーの効能
パクチーの効能
香菜は気の巡りを良くし、胃腸を穏やかに整えると言われています。また、発汗を促し、体調のバランスを整える助けになります。
新鮮な香菜をスープやサラダに加えると、香り高いアクセントが楽しめます。刻んで炒め物やパクチーソースにすると、独特な風味が料理を引き立てます。
香菜は胃腸を整え、気の巡りを良くすると言われています。特に蒸し暑い時期や消化不良を感じるときには、スープや軽い炒め物に取り入れると良いでしょう。
パクチー(香菜)は辛味をもち、温性で、胃のはたらきを助け、気の巡りを整えるとされる香味野菜です。独特の強い香りが持ち味で、食欲がわかないときや、気分をすっきりさせたいときの養生に向くとされます。フォーやトムヤムクンの薬味から、サラダ、炒め物の仕上げまで、エスニック料理に欠かせない、香り高いセリ科の野菜です。

パクチーの旬と種類・選び方
パクチーの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。独特の強い香りと、ぎざぎざした葉が持ち味の、エスニック料理でおなじみのセリ科の香味野菜です。
旬は春と秋、香菜・コリアンダーとも呼ぶ
パクチーは、セロリや三つ葉と同じセリ科の香味野菜で、タイ語の呼び名です。中国では「香菜(シャンツァイ)」、英語では「コリアンダー」と呼ばれ、世界中の料理で使われてきました。すずしい気候を好み、露地ものの旬は春と秋ですが、水耕栽培のものが一年を通して出回ります。葉や茎を生で薬味に使うほか、根はタイ料理の煮込みの香りづけに、種はスパイス(コリアンダーシード)として使われ、部位ごとに違った香りが楽しめます。
生のパクチー・根・コリアンダーシード
パクチーは、使う部位や形によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 生のパクチー(葉・茎) | もっとも一般的。独特の香りで、薬味やサラダに |
| パクチーの根 | 香りが強い。タイ料理の煮込みやペーストの香りづけに |
| コリアンダーシード | 乾燥した種。柑橘系の香りで、カレーやピクルスに |
薬味やサラダには、生の葉と茎を使います。本格的なタイ料理をつくるなら、香りの強い根を、煮込みやペーストの香りづけに使うと、ぐっと本場の味わいに近づきます。意外なことに、種のコリアンダーシードは、葉とは違って柑橘系のさわやかな香りで、カレーやピクルス、お菓子にも使われます。同じ植物でも、部位によって香りが大きく変わるので、料理に合わせて使い分けると持ち味が生きます。
選び方と使い方のコツ
よいパクチーを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 葉がいきいきと緑色で、ピンとしているもの
- 茎がしゃきっとして、根元まで元気なもの
- 葉先が黄ばんだり、黒く変色したりしていないもの
パクチーは、香りが持ち味なので、生のまま、または料理の仕上げに加えて使うのが基本です。葉はちぎるか、ざく切りにして、茎も香りがよいので刻んで使います。香りが強いと感じるときは、葉を少なめにするか、加熱して使うと食べやすくなります。根は、よく洗って泥を落とし、たたいてつぶしてから煮込みに使います。香りの好みが分かれる野菜なので、少しずつ加えて、好みの量に調整するのがおすすめです。
パクチーのおすすめの食べ方
パクチーは、独特の強い香りを生かして、薬味からサラダ、炒め物まで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
薬味・サラダに
パクチーの持ち味がいちばん生きるのは、生の薬味です。ざく切りにして、フォーやトムヤムクン、ガパオライスにのせると、本場の香りが立ちます。たっぷりのパクチーを主役にしたサラダ(パクチーサラダ)は、ナンプラーやレモン、ピーナッツと合わせると、エスニックな一皿になります。トマトや玉ねぎと刻んで合わせるサルサや、ヨーグルトソースに混ぜても、さわやかな香りが楽しめます。焼き肉や生春巻きに巻いて食べても、香りのアクセントになります。香り好きには、たっぷり使うのがおすすめです。
炒め物・スープ・ペーストに
パクチーは、加熱すると香りがやわらぎ、食べやすくなります。炒め物の仕上げにさっと加えると、香りが料理に移ります。スープや鍋に加えても、さわやかな風味が楽しめます。根や茎、にんにく、こしょうをたたいてつぶしたペーストは、タイ料理の土台になり、炒め物や煮込みに使うと本格的な味わいになります。葉をオイルやナッツと合わせてペーストにすれば、パクチー版のジェノベーゼのように、パスタやディップに使えます。香りが苦手な人も、加熱して使うと取り入れやすくなります。
パクチーの保存のコツ
パクチーは乾燥に弱く、香りが飛びやすいので、コップに少し水を入れ、根元をつけて立て、葉にポリ袋をふんわりかぶせて冷蔵庫で保存すると、長もちします。湿らせたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れてもかまいません。早めに使いきるのが、香りを楽しむコツです。たくさんあるときは、刻んで小分けにして冷凍すると、炒め物やスープに使えて便利です。根も、洗って冷凍しておくと、煮込みの香りづけに使えます。ペーストにして冷凍しておくと、料理にすぐ使えて無駄になりません。
あわせて、同じくさわやかな香りで気の巡りを助けるとされるミントの効能や、同じくセリ科で香りを楽しむ三つ葉の効能も知っておくと、香りを生かした食卓づくりの参考になります。
一年を通して楽しめるパクチーは、フォーやサラダの薬味から、炒め物やスープ、ペーストまで、独特の強い香りを楽しめる香味野菜です。生の葉と茎、香りの強い根、柑橘系のコリアンダーシードと、部位で使い分けると持ち味が生きます。食欲がわかないときや、気分をすっきりさせたいときの養生に、パクチーを食卓に取り入れてみてください。
