びわの効能
びわの効能
肺を潤し、喉の渇きを和らげ、胃を整える作用があるとされています。
そのまま食べるほか、ジャムやゼリーに加工して楽しむのがおすすめです。
肺を潤し、咳や喉の渇き、消化不良の緩和に役立つとされています。
びわは肺を潤し、喉の渇きを和らげる作用があるとされています。また、胃の働きを整え、吐き気や食欲不振などの改善に役立つと言われています。特に初夏が旬の果物で、暑さによる喉の渇きを癒し、消化を促進するため、日々の養生に取り入れるのがおすすめです。

びわの旬と種類・選び方
びわの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。やわらかな果肉と上品な甘酸っぱさ、鮮やかなオレンジ色が持ち味の、初夏を告げる果物です。
旬は初夏、長崎・千葉が主産地
びわの旬は5月から6月ごろの初夏で、ハウス栽培のものはひと足早く出回ります。日もちしにくく、収穫したあとに追熟しないため、もっともおいしい時期が限られる、季節感の強い果物です。主な産地は長崎県と千葉県で、千葉のものは房州びわとして知られます。鹿児島県や香川県、和歌山県などでも栽培され、産地ごとに品種を変えながら、初夏の果物として親しまれています。
茂木・田中などの品種
びわには、大きさや味わいの異なる品種があり、産地によっても特徴が分かれます。
| 品種 | 特徴 |
|---|---|
| 茂木(もぎ) | 小ぶりで種が大きめ。甘みが強く、長崎で多く作られる |
| 田中 | 大ぶりで果肉が厚い。甘みに程よい酸味があり、房州びわの代表 |
| 長崎早生・なつたより | 早い時期に出回る品種。果肉がやわらかくジューシー |
そのまま甘みを味わうなら茂木、食べごたえを楽しむなら田中と、好みや用途で選び分けられます。どの品種も、早採りより完熟に近いもののほうが、甘みと香りが豊かです。
選び方と種の扱い
おいしいびわを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 果皮が濃いオレンジ色で、左右対称にふっくらしているもの
- 表面に白い粉(ブルーム)やうぶ毛が残り、ハリとつやがあるもの
- 軸がしっかりして、傷や黒ずみのないもの
皮はおしり側から手でつるりとむけます。中の大きな種や葉、未熟な実には、生のままだと体に害となりうる青酸の成分(アミグダリン)が含まれるため、種を粉にして食べるようなことは避け、よく熟した果肉を味わいましょう。熟した果肉そのものは、ふつうに食べるぶんには心配いりません。果肉は変色しやすいので、食べる直前にむくと、色よくいただけます。
びわのおすすめの食べ方
びわは、みずみずしい甘みを生かして、そのままはもちろん、加工してもおいしく楽しめます。定番の食べ方を紹介します。
そのまま・コンポート・ゼリーに
びわは皮をむいて、そのまま食べるのがいちばんのごちそうです。食べる少し前に冷やすと、さわやかな甘さが引き立ちます。少しかたいものや酸味が気になるものは、砂糖とレモンでコンポートにすると、上品なデザートになります。コンポートの汁ごとゼリーに固めれば、見た目も涼やかな一品です。やさしい甘みは、ヨーグルトやアイスに添えても合います。
ジャム・シロップ煮・タルトに
たくさん手に入ったときや、完熟を逃しそうなときは、ジャムやシロップ煮にすると日もちします。とろりと煮たジャムは、パンやヨーグルトに合わせて楽しめます。シロップ煮はそのままはもちろん、カスタードと合わせてタルトやパイにすると、華やかなお菓子になります。凍らせてシャーベットやスムージーにすれば、暑い時期にひんやりと味わえます。
びわの保存のコツ
びわは、とてもデリケートで傷みやすい果物です。追熟しないので、買ったらできるだけ早く食べきります。冷やしすぎると風味が落ちるため、食べるまでは新聞紙などに包み、風通しのよい涼しい場所に置くのが向いています。食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やすと、ちょうどよい口当たりになります。すぐに食べきれないときは、皮と種を取って冷凍し、半解凍でシャーベットのように楽しむのがおすすめです。
あわせて、同じく肺を潤すとされる白キクラゲの効能や梨の効能も知っておくと、季節の養生の参考になります。
初夏に旬を迎えるびわは、そのまま味わうのはもちろん、コンポートやゼリー、ジャムやタルトまで、季節を感じさせてくれる果物です。甘みの強い茂木、食べごたえのある田中と、品種に合わせて選び分けると持ち味が生きます。日もちしないからこそ味わえる旬のびわを、初夏の食卓に取り入れてみてください。
