じゃがいもの効能
じゃがいもの効能
気を補い、胃腸の働きを助けることで、疲労回復や消化をサポートするとされています。
蒸したり煮込んでスープにするほか、軽く焼いてシンプルに塩で味付けするのがおすすめです。
気虚を補い、胃腸を強化することで、消化不良や疲労感の軽減に役立つと言われています。
じゃがいもは甘味と平性をもち、気を補い、胃腸を労わる作用があるとされています。特に消化器官が弱っているときや、疲れを感じやすい時期に向く食材です。蒸したりスープにしたりすると食べやすく、平性で体への負担が少ないため、幅広い人が取り入れやすい薬膳食材です。

じゃがいもの旬と種類・選び方
じゃがいもの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。ほくほく、ねっとりと品種で食感が変わり、調理の幅が広い、一年を通して食卓を支える野菜です。
旬は春の新じゃがと秋の収穫
じゃがいもには旬が二度あります。春から初夏(3月から6月ごろ)に出回るのが、九州などでとれる「新じゃが」で、皮が薄くみずみずしく、皮ごと食べられます。もう一つは、北海道を中心に秋に収穫されるもので、こちらは貯蔵がきき、秋から冬、さらに翌春まで長く流通します。北海道が全国一の産地で、ほかに鹿児島県や長崎県などでも作られ、産地と貯蔵をリレーすることで、一年を通して安定して出回ります。
男爵・メークイン・キタアカリ
じゃがいもは品種によって食感が異なり、料理に合わせて選べます。
| 品種 | 特徴 |
|---|---|
| 男爵 | 粉質でほくほく。コロッケやマッシュ、粉ふきいもに |
| メークイン | ねっとりして煮崩れしにくい。煮物やカレー、おでんに |
| キタアカリ | 果肉が黄色く甘みが強い。蒸し料理やサラダに |
ほくほく感を楽しむ料理には男爵やキタアカリ、形を残したい煮物にはメークインと、品種で使い分けると失敗しにくくなります。栗のような甘さのインカのめざめなど、個性的な品種もあります。
選び方と芽・緑の扱い
おいしいじゃがいもを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 表面がなめらかでハリがあり、固くしまっているもの
- しわや傷がなく、ずっしりと重みを感じるもの
- 芽が出ておらず、皮が緑色に変わっていないもの
じゃがいもの芽と、光に当たって緑色になった皮には、えぐみのもとになる成分が含まれるため、調理の際は取り除きます。芽はくり抜き、緑色の部分は厚めに皮をむいてから使うと安心です。とくに小さい新じゃがや家庭菜園のものは、ていねいに下処理しましょう。
じゃがいものおすすめの食べ方
じゃがいもは、ほくほくやねっとりの食感を生かして、和洋どんな料理にもなじみます。定番の食べ方を紹介します。
肉じゃが・カレー・ポテトサラダに
煮崩れしにくいメークインは、肉じゃがやカレー、シチュー、おでんなど、形を残したい煮込み料理に向きます。粉質の男爵は、蒸してつぶしてポテトサラダやマッシュポテトにすると、なめらかに仕上がります。蒸したてに塩やバターを添えるだけでも、素材の甘みが引き立ちます。皮ごと調理すると、彩りと食感のアクセントになります。
コロッケ・グラタン・炒め物に
つぶした男爵で作るコロッケは、家庭料理の定番です。薄切りや細切りにして、ベーコンと炒めるジャーマンポテトや、チーズをのせたグラタンにすると、ごちそう感が出ます。せん切りにして焼くガレットは、外はカリッと中はしっとりと仕上がります。乾燥させた製品も便利で、水で戻してスープや煮物に使える乾燥じゃがいもを常備しておくと、あと一品ほしいときに役立ちます。
じゃがいもの保存のコツ
じゃがいもは光に当たると皮が緑色に変わりやすいので、紙袋や段ボールに入れ、風通しのよい冷暗所で保存します。りんごを一緒に入れておくと、発芽を抑えられます。新じゃがは水分が多く傷みやすいので、早めに使いきります。ゆでたりマッシュにしたりしてから冷凍すると、凍ったままコロッケやスープに使えて便利です。生のまま冷凍すると食感が変わるため、加熱してからの冷凍がおすすめです。
あわせて、同じいも類で脾を補うとされるさつまいもの効能や、山芋の効能も知っておくと、毎日の食卓づくりの参考になります。
一年を通して手に入るじゃがいもは、肉じゃがやカレー、ポテトサラダ、コロッケまで、幅広く活躍する便利な野菜です。ほくほくの男爵、煮崩れしにくいメークインと、品種に合わせて使い分けると持ち味が生きます。春の新じゃがも楽しみながら、毎日の食卓にじゃがいもを取り入れてみてください。
