かぼちゃの効能
かぼちゃの効能
気を補い、脾や胃の機能を強化する作用があるとされています。
煮物やスープにすると、甘味が引き立ち体を温める効果が高まります。
気虚を改善し、疲労感や消化不良を和らげる効果が期待されます。
この野菜の乾燥品乾燥かぼちゃ →
かぼちゃは甘味と温性をもち、脾や胃を補う作用があるとされます。特に消化不良や疲労感が気になるときに向き、煮物やスープにすると、体を温めながら気を補えます。胃腸の働きを助ける食材として、季節の変わり目や寒い時期に取り入れたい野菜です。

かぼちゃの旬と種類・選び方
かぼちゃの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。ほくほくとした甘みと、鮮やかなオレンジ色の果肉が持ち味の、秋から冬を代表する野菜です。
旬は秋から冬、追熟で甘みが増す
かぼちゃの収穫期は夏から初秋ですが、収穫してすぐより、しばらく置いて追熟させたほうが甘みがのり、食べ頃の旬は秋から冬になります。とくに昔から、冬至にかぼちゃを食べて冬を元気に過ごすという風習があり、寒い時期に親しまれてきた野菜です。主な産地は北海道で、ほかに鹿児島県や長崎県などでも作られ、輸入ものも合わせると通年出回ります。丸ごとなら風通しのよい冷暗所で長く保存でき、冬場の常備野菜としても重宝します。
西洋かぼちゃ・日本かぼちゃ・ペポかぼちゃ
かぼちゃは大きく三つの系統に分けられ、食感や味わいが異なります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 西洋かぼちゃ | 現在の主流。ほくほくとして甘みが強い(栗かぼちゃなど) |
| 日本かぼちゃ | ねっとりした食感で甘さは控えめ。煮物やだし含めに向く(黒皮かぼちゃなど) |
| ペポかぼちゃ | そうめんかぼちゃ(金糸瓜)やズッキーニなど、変わり種が多い |
京野菜の鹿ヶ谷かぼちゃのように、ひょうたん形をした個性的な日本かぼちゃの仲間もあります。ほくほく感を楽しむなら西洋かぼちゃ、煮崩れしにくい上品な煮物には日本かぼちゃと、料理に合わせて選び分けられます。
選び方と切り方のコツ
おいしいかぼちゃを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 皮が硬くてずっしりと重く、ヘタの切り口が乾いてコルク状になっているもの
- カットものは、果肉の色が濃く、肉厚なもの
- 種がふっくらと詰まり、わたが乾いていないもの
かぼちゃは皮が硬く、切るときに力が要ります。電子レンジで少し加熱してやわらかくしてから切ると、安全に切り分けられます。まず種とわたをスプーンで取り除き、平らな面を下にして安定させてから包丁を入れると、ぐらつかずに切れます。
かぼちゃのおすすめの食べ方
かぼちゃは、ほくほくの甘みを生かして、おかずからスープ、おやつまで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
煮物・ポタージュ・天ぷらに
砂糖と醤油で甘辛く炊いた煮物は、かぼちゃ料理の定番です。煮崩れを防ぐには、面取りをし、皮を下にして並べ、落としぶたでやさしく煮ると、形よく仕上がります。やわらかく煮てつぶし、牛乳やだしでのばせば、なめらかなポタージュになります。薄切りにして衣をつけ、天ぷらにすると、甘みと香ばしさが引き立ちます。皮ごと調理すると、彩りよく仕上がり、食感のアクセントにもなります。
サラダ・スイーツに
蒸したりゆでたりしてつぶし、マヨネーズであえれば、ほんのり甘いかぼちゃサラダになります。レーズンやくるみを加えると食感が楽しめます。甘みが強いので、プリンやパイ、ケーキなどのおやつにも向き、つぶした果肉を生地に混ぜ込むだけで、やさしい甘さと色合いが加わります。グラタンやコロッケに使えば、子どもにも食べやすい一品になります。乾燥させた製品も便利で、水で戻してスープや煮物に使える乾燥かぼちゃを常備しておくと、あと一品ほしいときに役立ちます。
かぼちゃの保存のコツ
丸ごとのかぼちゃは、風通しのよい冷暗所に置けば、数週間から1か月ほど保存できます。包丁を入れたものは、傷みやすい種とわたをスプーンで取り除き、切り口をラップでぴったり覆って冷蔵庫の野菜室に入れ、早めに使いきります。使いきれないときは、ゆでたりレンジで加熱したりしてから、小分けにして冷凍しておくと、凍ったまま煮物やスープ、つぶしてサラダに使えて便利です。生のまま薄切りにして冷凍することもできます。
あわせて、同じく脾を補うとされる山芋の効能や、ほくほくと甘いさつまいもの効能も知っておくと、秋冬の食卓づくりの参考になります。
秋から冬に甘みを増すかぼちゃは、煮物やポタージュ、天ぷらからおやつまで、幅広く活躍する便利な野菜です。ほくほくの西洋かぼちゃ、上品な煮物向きの日本かぼちゃと、種類に合わせて使い分けると持ち味が生きます。冬至の風習にもならい、寒い季節の食卓にかぼちゃを取り入れてみてください。
