サンチュの効能
サンチュの効能
余分な熱を取り除き、利尿作用で体内の水分バランスを整える効果が期待できます。
サラダや炒め物で食べるのがおすすめ。苦味がアクセントになり食欲を刺激します。
チシャは体の熱を取り、利尿作用を促すと言われる野菜です。夏に適しています。
サンチュ(チシャ)は苦味をもち、涼性で、体の余分な熱をしずめ、水の巡りを整えるとされる葉野菜です。暑さで体に熱がこもるときや、夏に取り入れたいときの養生に向くとされ、シャキッとした食感とほのかな苦みが持ち味です。焼肉を包むほか、サラダや炒め物、スープにも使いやすい葉野菜です。

サンチュの旬と種類・選び方
サンチュの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。葉を一枚ずつ掻きとって収穫する、やわらかくて包みやすい、焼肉でおなじみの葉野菜です。
旬は春と秋、掻きとって育つ葉野菜
サンチュは、レタスの仲間で、玉に結球しない「かきチシャ」と呼ばれる葉野菜です。外側の葉から一枚ずつ掻きとって収穫でき、次々と葉が伸びてくるのが特徴です。ハウス栽培で一年中出回りますが、露地ものの旬は春(3月から5月ごろ)と秋(9月から11月ごろ)で、葉がやわらかく、甘みも増します。日本では焼肉を包む葉として親しまれ、韓国料理に欠かせない野菜です。葉に火が通りやすく、生でも加熱でも使える、扱いやすい葉野菜です。
サンチュ・サニーレタス・サラダ菜
サンチュと同じレタスの仲間には、結球しない葉野菜がいくつかあります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| サンチュ(かきチシャ) | 葉を掻きとって使う。やわらかく、焼肉を包むのに向く |
| サニーレタス | 葉先が赤紫のリーフレタス。彩りよく、サラダに |
| サラダ菜 | ゆるく結球するやわらかい葉。サラダや添え物に |
焼肉や包み料理にはやわらかいサンチュ、彩りのよいサラダにはサニーレタス、やさしい食感を楽しむならサラダ菜と、用途で選び分けられます。どれもアクが少なく、生でも加熱でもさっと使えます。それぞれの持ち味を生かして選ぶと、料理の幅が広がります。
選び方と扱い方のコツ
おいしいサンチュを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 葉がピンとして、緑色が濃く、みずみずしいもの
- 葉先までハリがあり、しおれや黄ばみのないもの
- 根元や切り口が変色しておらず、新しいもの
サンチュは、葉がやわらかく傷みやすいので、使う直前にさっと洗い、水気をよくきってから使います。切ると切り口が変色しやすいので、手でちぎるか、食べる直前に切るのがおすすめです。苦みが気になるときは、冷水にさっとさらすと、やわらいで食べやすくなります。加熱するときは、火の通りが早いので、さっと炒めて食感を残すのがコツです。
サンチュのおすすめの食べ方
サンチュは、シャキッとした食感とほのかな苦みを生かして、包み料理からサラダ、炒め物まで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
焼肉・サラダ・ナムルに
サンチュの持ち味がいちばん生きるのは、焼肉を包む食べ方です。焼いた肉やごはん、コチュジャン、にんにくを包んで食べると、肉の脂をさっぱりと受け止めてくれます。生のままサラダにすると、シャキッとした食感とほのかな苦みが楽しめます。ごま油と塩、にんにくで和えるナムルは、ごはんによく合う一品です。刻んでサンチュキムチ(コッチョリ)にすると、ピリッとした浅漬けになり、箸が進みます。さっぱりした口当たりで、こってりした料理の箸休めにもなります。
炒め物・スープに
サンチュは、加熱してもおいしく食べられます。中華風ににんにくと炒め、オイスターソースや塩で味つけすると、かさが減ってたっぷり食べられます。火の通りが早いので、強火でさっと炒めて、シャキッとした食感を残すのがコツです。中華スープや卵スープに、仕上げに加えると、彩りとやさしい食感が楽しめます。煮すぎると食感が抜けてしまうので、最後にさっと加えるくらいがちょうどよく仕上がります。生で余ったサンチュを使いきる工夫としても便利です。
サンチュの保存のコツ
サンチュは乾燥に弱く、傷みやすい葉野菜です。湿らせたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、立てた状態で冷蔵庫の野菜室に入れると、鮮度を保てます。2〜3日を目安に、早めに使いきりましょう。葉が乾いてきたら、冷水にさっとさらすと、シャキッと元気が戻ります。たくさんあるときは、さっとゆでて水気をしぼり、小分けにして冷凍しておくと、炒め物やスープに使えて便利です。生のまま冷凍すると食感が落ちるので、加熱して使う前提で冷凍します。
あわせて、同じく余分な熱をさますとされる葉野菜の青梗菜の効能や、同じく葉物のほうれん草の効能も知っておくと、季節の食卓づくりの参考になります。
春と秋に旬を迎えるサンチュは、焼肉やサラダ、ナムル、炒め物やスープまで、シャキッとした食感とほのかな苦みを楽しめる葉野菜です。包みやすいサンチュ、彩りのサニーレタス、やわらかなサラダ菜と、用途に合わせて使い分けると持ち味が生きます。暑さで熱がこもりやすい季節の養生に、サンチュを食卓に取り入れてみてください。
