茗荷の効能
茗荷の効能
発汗を促し、気の巡りを整えるとされ、夏の暑さや風邪の初期症状に取り入れると良いと言われています。
刻んで薬味や冷やしそうめんに添えると爽やかさが増し、炒め物や和え物にも使えます。
茗荷は気の巡りを整える助けになると言われ、蒸し暑い季節に取り入れると体をリフレッシュできます。
この野菜の乾燥品乾燥みょうが(茗荷) →
茗荷は辛味をもち、温性で、気の巡りを整え、気分をすっきりさせるとされる香味野菜です。独特のさわやかな香りとシャキッとした食感が持ち味で、気分を切り替えたいときや、暑い時季にさっぱり食べたいときの養生に向くとされます。そうめんや冷奴の薬味から、甘酢漬け、天ぷらまで、香りと彩りを添える、夏を代表する和の香味野菜です。

茗荷の旬と種類・選び方
茗荷の効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。独特のさわやかな香りと、ふっくらした形が持ち味の、夏から秋に旬を迎えるショウガ科の香味野菜です。
旬は夏から秋、花のつぼみを食べる
茗荷は、しょうがと同じショウガ科の植物で、土から顔を出す花のつぼみの部分を食べます。旬は夏から秋(6月から10月ごろ)で、出回る時期によって、夏みょうがと秋みょうがに分かれます。日本で古くから親しまれてきた香味野菜で、独特のさわやかな香りとほろ苦さ、シャキッとした食感が持ち味です。香りが飛びやすいので、生のまま薬味に使ったり、料理の仕上げに加えたりすると、持ち味が生きます。
夏みょうが・秋みょうが・みょうがたけ
茗荷は、時期や部位によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 夏みょうが | 初夏から夏に出回る。小ぶりで、香りがさわやか |
| 秋みょうが | 秋に出回る。大ぶりでふっくらし、食べごたえがある |
| みょうがたけ | 春に出回る若い茎。やわらかく、淡い香りと彩りに |
薬味としてさわやかな香りを楽しむなら、小ぶりの夏みょうが、食べごたえや甘酢漬けには、大ぶりの秋みょうがが向きます。春には、若い茎を軟白栽培した「みょうがたけ」が出回り、やわらかな食感と淡い彩りが楽しめます。時期や料理に合わせて選び分けると、茗荷の持ち味が生きます。つぼみがひらく前の、しまったものが新鮮です。
選び方とアク抜きのコツ
よい茗荷を選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- つぼみがかたくしまっていて、ふっくらしているもの
- つやがあり、先のほうまでみずみずしいもの
- 赤みがあざやかで、変色や傷の少ないもの
茗荷は、生のまま薬味に使うときは、縦半分に切ってから、せん切りや小口切りにします。切ったら、水にさっとさらすと、アクと色の変わりがおさえられ、シャキッとした食感になります。さらしすぎると香りが抜けてしまうので、さっとで十分です。香りが持ち味なので、加熱するときも、火を通しすぎず、仕上げに加えるのがコツです。茎の根元のかたい部分は、切り落としてから使います。
茗荷のおすすめの食べ方
茗荷は、さわやかな香りとシャキッとした食感を生かして、薬味から漬物、天ぷらまで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
薬味・甘酢漬けに
茗荷の持ち味がいちばん生きるのは、生の薬味です。せん切りや小口切りにして、そうめんや冷奴、刺身に添えると、さわやかな香りで料理が引き立ちます。大葉やしょうが、ねぎと合わせた薬味は、暑い時季の食卓にぴったりです。甘酢に漬ける甘酢漬けは、あざやかな桜色に染まり、箸休めやお弁当の彩りに向きます。刻んで、納豆やめかぶ、和え物に混ぜても、香りのアクセントになります。さっぱりした香りが、こってりした料理の口直しにもよく合います。
天ぷら・味噌汁・卵料理に
茗荷は、加熱すると、ほろ苦さがやわらぎ、ほっくりした食感になります。丸ごと、または縦半分に切って衣をつけて揚げる天ぷらは、香りと食感が楽しめる一品です。みそ汁や吸い物に、仕上げに加えると、さわやかな香りが立ちます。刻んで卵と炒めたり、卵焼きに混ぜたりしても、彩りよく仕上がります。炊き込みごはんや混ぜごはんに加えると、香りのよい一品になります。加熱しても、火を通しすぎず、さっと仕上げると、茗荷らしい香りが残ります。
茗荷の保存のコツ
茗荷は乾燥に弱く、香りが飛びやすいので、湿らせたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。保存容器に少し水を入れ、茗荷を入れてふたをして、ときどき水をかえると、より長もちします。早めに使いきるのが、香りを楽しむコツです。たくさんあるときは、せん切りや小口切りにして、小分けにして冷凍すると、薬味やみそ汁に使えて便利です。甘酢漬けにしておくと、日もちして、箸休めや彩りに使えます。
あわせて、同じく香味野菜として気の巡りを助けるとされる三つ葉の効能や、同じく薬味に使われ香りを楽しむ紫蘇の効能も知っておくと、香りを生かした食卓づくりの参考になります。
夏から秋に旬を迎える茗荷は、薬味や甘酢漬け、天ぷらや味噌汁まで、さわやかな香りとシャキッとした食感を楽しめる香味野菜です。香りのさわやかな夏みょうが、ふっくらした秋みょうが、やわらかなみょうがたけと、時期や料理に合わせて使い分けると持ち味が生きます。気分を切り替えたいときや、暑い時季にさっぱり食べたいときの養生に、茗荷を食卓に取り入れてみてください。
