緑豆の効能
緑豆の効能
余分な熱を取り除き、、体内の調和を整える助けになると言われ、暑い夏の体調管理に役立ちます。
スープや煮物、冷製サラダに加え、優しい甘みと爽やかな味わいを楽しめます。
緑豆は体の熱を取り除き、潤いを与える作用があると言われています。暑い季節にぴったりの豆です。
緑豆は甘味をもち、寒性で、夏の暑さによる体の熱をしずめ、こもった熱や毒をさばくとされる豆です。すっきりした風味とほっくりした食感が持ち味で、暑さで体に熱がこもるときや、夏に取り入れたいときの養生に向くとされます。乾燥させた粒を煮てスープやおかゆに使うほか、もやしや春雨のもとにもなる、中華でおなじみの豆です。

緑豆の旬と種類・選び方
緑豆の効能をおいしく取り入れるなら、出回る形と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。あざやかな緑色の小さな粒が持ち味の、中華料理や薬膳でなじみの深い豆です。
乾燥品が主役、一年を通して使える
緑豆は、あずきと同じ仲間の豆で、緑色の小さな粒です。収穫は秋ですが、乾燥させたものが一年を通して出回るため、季節を問わず使えます。中国では古くから、夏の暑さをやわらげる食材として、スープやおかゆ、お菓子に使われてきました。乾燥品は、水でもどしてから、または直接ことこと煮て、やわらかくして使います。発芽させれば「緑豆もやし」、でんぷんからは「緑豆春雨」がつくられ、いろいろな姿で食卓に登場する豆です。
乾燥緑豆・緑豆もやし・緑豆春雨
緑豆は、使う形によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 乾燥緑豆 | 緑色の粒。煮てスープやおかゆ、あんに。もっとも一般的 |
| 緑豆もやし | 緑豆を発芽させたもの。シャキッとして炒め物やナムルに |
| 緑豆春雨 | 緑豆のでんぷんから。こしが強く、煮崩れしにくい |
スープやおかゆ、お菓子に使うなら、乾燥緑豆の粒が向きます。炒め物やあえ物にさっと使いたいときは、緑豆もやしが便利です。鍋物やあえ物、エスニック料理には、こしの強い緑豆春雨がよく合います。同じ緑豆でも、形によって持ち味や使いどころが変わるので、料理に合わせて選び分けると使いやすくなります。
選び方ともどし方のコツ
よい緑豆を選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 乾燥品は、緑色があざやかで、つやのあるもの
- 粒の大きさがそろっていて、割れや欠けの少ないもの
- もやしは、白くハリがあり、根がしゃきっとしているもの
乾燥緑豆は、さっと洗ってから、たっぷりの水で30分ほど浸してもどすと、火の通りが早くなります。急ぐときは、浸さずに直接ことこと煮てもかまいません。皮がやわらかくなり、指でつぶれるくらいまで煮るのが目安です。皮の食感を残したいときは煮る時間を短く、なめらかにしたいときは長めに煮ます。あくが出たら、すくい取ると、すっきりした味わいに仕上がります。
緑豆のおすすめの食べ方
緑豆は、すっきりした風味とほっくりした食感を生かして、スープからおかゆ、お菓子まで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
緑豆スープ・緑豆がゆに
緑豆の持ち味がいちばん生きるのは、ことこと煮たスープです。やわらかく煮た緑豆に砂糖を加えた甘い緑豆スープは、中国や台湾で親しまれる、暑い時季の定番のデザートです。冷やして食べると、よりさっぱり楽しめます。塩で味つけすれば、食事のスープにもなります。お米と一緒に炊く緑豆がゆは、夏に体をいたわりたいときにもよく合います。皮ごと使うと、緑豆らしい風味が生きます。なつめやはとむぎと合わせると、彩りのよい薬膳がゆになります。
もやし・春雨・あんに
緑豆は、形を変えても幅広く使えます。緑豆もやしは、シャキッとした食感を生かして、炒め物やナムル、スープの具にぴったりです。緑豆春雨は、こしが強く煮崩れしにくいので、鍋物やあえ物、チャプチェなどのエスニック料理によく合います。やわらかく煮てつぶした緑豆は、砂糖を加えて緑豆あんにすると、もちや団子、お菓子の中身に使えます。同じ緑豆から、粒のスープ、もやしの炒め物、春雨のあえ物と、いろいろな料理が楽しめます。
緑豆の保存のコツ
乾燥緑豆は日もちしますが、湿気を吸うと風味が落ちるので、密閉容器や保存袋に入れ、湿気を避けた冷暗所で保存します。湿気が気になる季節は、冷蔵庫に入れておくと安心です。もどした緑豆や、煮た緑豆は傷みやすいので、冷蔵して数日のうちに使いきります。多めに煮たときは、小分けにして冷凍しておくと、スープやおかゆ、あんづくりに使えて便利です。緑豆もやしは、とくに傷みやすいので、買ったその日か翌日には使いきります。
あわせて、同じく体の余分な熱や水分をさばくとされる小豆の効能や、同じく夏の暑さをやわらげるとされるすいかの効能も知っておくと、夏の食卓づくりの参考になります。
乾燥品なら一年中使える緑豆は、緑豆スープや緑豆がゆ、もやしの炒め物や春雨のあえ物まで、すっきりした風味を楽しめる豆です。粒の乾燥緑豆、シャキッとした緑豆もやし、こしの強い緑豆春雨と、形に合わせて使い分けると持ち味が生きます。暑さで熱がこもりやすい季節の養生に、緑豆を食卓に取り入れてみてください。
