ズッキーニの効能
ズッキーニの効能
余分な熱を取り除き、潤いを与えると言われ、喉の渇きが気になる時はズッキーニを使った料理を試してください。
グリルやソテー、ラタトゥイユに加え、柔らかな食感と優しい甘みを活かして楽しめます。
ズッキーニは体内の熱を取り除き、体をスムーズに保つ作用があると言われています。柔らかな食感が特徴です。
ズッキーニは甘味をもち、涼性で、体にこもった余分な熱をしずめ、胃腸のはたらきをやさしく整えるとされる夏野菜です。やわらかな食感とくせのない味わいが持ち味で、暑さで体に熱がこもるときや、夏に取り入れたいときの養生に向くとされます。グリルや炒め物、煮込みから生のサラダまで、幅広く使いやすい、うり科の野菜です。

ズッキーニの旬と種類・選び方
ズッキーニの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。きゅうりに似た姿で、じつはかぼちゃの仲間という、夏に旬を迎えるうり科の野菜です。
旬は夏、かぼちゃの仲間のうり科野菜
ズッキーニは、見た目はきゅうりに似ていますが、つるを伸ばさないかぼちゃの仲間で、若い実を食べる野菜です。旬は夏(6月から8月ごろ)で、長野や宮崎などが主な産地です。実が大きく育ちすぎると、皮がかたくなり水っぽくなるので、20センチ前後の若いうちに収穫したものが、やわらかくておいしいとされます。地中海料理でおなじみの野菜で、加熱するととろりとやわらかくなり、生のままでも薄切りにして食べられる、扱いやすい夏野菜です。
緑ズッキーニ・黄ズッキーニ・丸ズッキーニ
ズッキーニは、色や形によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 緑ズッキーニ | もっとも一般的。細長く濃い緑色。くせがなく使いやすい |
| 黄ズッキーニ | あざやかな黄色。皮がやわらかく、彩りのよさが持ち味 |
| 丸ズッキーニ | ボールのような丸い形。器にして詰め物料理にも向く |
ふだん使いには、くせのない緑ズッキーニが便利です。料理に彩りを添えたいときは、あざやかな黄ズッキーニ、中身をくり抜いて詰め物にするなら、器になる丸ズッキーニが向きます。緑と黄色を組み合わせると、グリルや炒め物が華やかに仕上がります。用途や見た目の好みで選び分けると、ズッキーニの持ち味が生きます。
選び方と扱い方のコツ
よいズッキーニを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 太さが均一で、皮にハリとつやがあるもの
- 持つとずっしりとして、しなびていないもの
- 大きすぎず、切り口がみずみずしいもの
ズッキーニは、皮ごと使えるので、よく洗ってへたを落とすだけで下ごしらえは済みます。アクは少ないので、水にさらす必要はありません。生で使うときは、スライサーで薄切りやリボン状にすると、ドレッシングがからみやすくなります。加熱するときは、火が通りやすいので、さっと焼いたり炒めたりして、とろりとした食感を生かします。切ってから時間をおくと水気が出やすいので、切ったらすぐに調理するのがおすすめです。
ズッキーニのおすすめの食べ方
ズッキーニは、やわらかな食感とくせのない味わいを生かして、グリルや煮込みから生のサラダまで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
グリル・ソテー・ラタトゥイユに
ズッキーニの持ち味がいちばん生きるのは、加熱した料理です。輪切りや縦切りにして、オリーブオイルでこんがり焼くグリルやソテーは、とろりとした食感と、ほんのりした甘みが楽しめます。なすやパプリカ、トマトと煮込むラタトゥイユは、夏野菜のうまみが溶け合う定番の一品です。にんにくと炒めたり、肉と合わせたりしても、くせがないのでよくなじみます。丸ズッキーニは、中身をくり抜いて肉やチーズを詰めて焼くと、見た目も楽しい一皿になります。
生のサラダ・フリットに
ズッキーニは、生でもおいしく食べられます。スライサーで薄切りやリボン状にして、塩とオリーブオイル、レモンであえると、さっぱりとしたサラダになります。チーズを削ってのせると、風味が引き立ちます。薄い衣をつけて揚げるフリットは、外はさっくり、中はとろりとした食感が楽しめます。花つきのズッキーニが手に入ったら、花にチーズを詰めて揚げると、季節を感じる一品になります。生と加熱で食感が変わるので、料理によって使い分けると持ち味が生きます。
ズッキーニの保存のコツ
ズッキーニは乾燥に弱いので、一本ずつラップで包むか、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で立てて保存すると鮮度を保てます。3〜4日を目安に、早めに使いきりましょう。使いかけのものは、切り口が乾かないようにラップでぴったり包みます。たくさんあるときは、輪切りや角切りにして、かために焼いたり炒めたりしてから小分けにして冷凍すると、煮込みや炒め物に使えて便利です。生のまま冷凍すると水っぽくなるので、加熱して使う前提で冷凍します。
あわせて、同じく夏の熱をしずめるとされるうり科のきゅうりの効能や、同じく体の余分な熱をさますとされる夏野菜のなすの効能も知っておくと、夏の食卓づくりの参考になります。
夏に旬を迎えるズッキーニは、グリルやソテー、ラタトゥイユから生のサラダ、フリットまで、やわらかな食感を楽しめる夏野菜です。くせのない緑ズッキーニ、彩りの黄ズッキーニ、詰め物に向く丸ズッキーニと、用途で使い分けると持ち味が生きます。暑さで熱がこもりやすい季節の養生に、ズッキーニを食卓に取り入れてみてください。
