菊芋の効能
菊芋の効能
余分な水分を排出し、胃腸を補う働きがあるとされ、むくみや胃の疲れに役立つと言われています。
スライスしてサラダに加えるほか、スープや煮物に使うと、栄養価を損なわず楽しめます。
菊芋は胃腸を補い、体内の余分な水分を排出するとされ、健康維持に適した冬の野菜です。
菊芋は甘味をもち、平性で、胃腸のはたらきを助け、体にこもった余分な水分をさばくとされる根菜です。シャキッとした食感とほのかな甘みが持ち味で、胃腸が疲れやすいときや、体に余分な水分をためたくないときの養生に向くとされます。生でも加熱でも使え、サラダから煮物、スープまで幅広く楽しめる、キク科の根菜です。

菊芋の旬と種類・選び方
菊芋の効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。あざやかな黄色い花を咲かせるキク科の植物で、土の中の塊茎(かたまり)を食べる根菜です。
旬は秋から冬、土の中で育つ塊茎
菊芋は、ヒマワリと同じキク科の植物で、秋に黄色い花を咲かせ、土の中で塊茎を大きくします。旬は晩秋から冬(11月から2月ごろ)で、霜が降りるころから掘り上げが始まります。寒さに当たると甘みが増し、こりっとした食感が引き立ちます。生のままだと乾燥や傷みに弱いため、出回るのは主に旬の時期です。しょうがに似たでこぼこした形で、土つきのまま売られることも多く、皮はうすく、よく洗えば皮ごと使えます。
白菊芋と赤菊芋、加工品
菊芋は、皮の色や使う形によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 白菊芋 | 皮が淡い色。もっとも一般的で、くせがなく使いやすい |
| 赤菊芋 | 皮が赤紫がかった品種。甘みがあり、生食にも向く |
| 加工品 | 乾燥チップやパウダー、菊芋茶など。手軽に使える |
生のまま使うなら、旬に出回る白菊芋や赤菊芋が便利です。生の保存がきかないぶん、乾燥チップやパウダー、菊芋茶といった加工品なら、一年を通して手軽に取り入れられます。生でこりっとした食感を楽しむなら旬のもの、いつでも使いたいなら加工品と、用途で選び分けられます。
選び方と扱い方のコツ
よい菊芋を選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 表面にハリがあり、しわが寄っていないもの
- かたくしまっていて、ぶよぶよやわらかくないもの
- 芽が出すぎておらず、傷や変色の少ないもの
菊芋は、皮がうすいので、よく洗えば皮ごと使えます。気になるときは、たわしでこすり洗いするか、薄くむきます。切ると切り口が変色しやすいので、切ったらすぐ調理するか、水にさっとさらします。でこぼこした形のすき間は土が残りやすいので、流水でていねいに洗い落とします。生のままだと乾きやすいので、使う直前に洗うのがおすすめです。
菊芋のおすすめの食べ方
菊芋は、歯ざわりのよい食感とほのかな甘みを生かして、生のサラダから煮物、スープまで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
サラダ・きんぴらに
菊芋の持ち味がいちばん生きるのは、生のシャキッとした食感です。薄くスライスして、塩やオリーブオイル、レモンであえると、歯切れのよいサラダになります。皮ごと薄切りにして、ごま油としょうゆで炒めるきんぴらは、ごはんによく合う一品です。せん切りにして甘酢に漬ければ、箸休めにぴったりの浅漬けになります。生で食べると食感がいちばん楽しめるので、新しいうちにサラダで味わうのがおすすめです。
煮物・スープ・素揚げに
菊芋は、加熱するとほっくりした食感に変わります。だしでやわらかく煮含める煮物は、ほのかな甘みが引き立ちます。スープやシチューに入れると、とろりとした口当たりになり、寒い季節の温かい料理によく合います。乱切りにして素揚げにしたり、薄切りを揚げてチップスにしたりすると、おやつ代わりにも楽しめます。生のこりっとした食感と、加熱したほっくり感の違いを、料理によって使い分けると持ち味が生きます。
菊芋の保存のコツ
菊芋は乾燥に弱く、生のままだと傷みやすい根菜です。土つきのものは、新聞紙で包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存すると鮮度を保てます。洗ったものは乾きやすいので、早めに使いきりましょう。長く保存したいときは、薄切りや乱切りにして、かために下ゆでしてから小分けにして冷凍すると、煮物やスープに使えて便利です。すりおろして冷凍しておくと、スープのとろみづけにも使えます。乾燥チップにすれば、長く保存できます。
あわせて、同じく体の余分な水分をさばくとされる小豆の効能や、同じく胃腸をいたわるとされる根菜の里芋の効能も知っておくと、季節の食卓づくりの参考になります。
秋から冬に旬を迎える菊芋は、サラダやきんぴら、煮物やスープ、素揚げまで、こりっとした食感とほのかな甘みを楽しめる根菜です。生で楽しむ旬の菊芋、いつでも使える乾燥チップや菊芋茶と、形に合わせて使い分けると持ち味が生きます。胃腸をいたわりたいときの養生に、菊芋を食卓に取り入れてみてください。
