生姜の効能
生姜の効能
喉や胃腸をケアしながら、食欲を助ける働きが期待されます。
すりおろした生姜を味噌汁やスープに加えると、手軽に体を温めることができます。
生姜は体を温め、寒さや冷えによる不調を和らげる力があると言われています
この野菜の乾燥品乾燥生姜(しょうが) →
生姜は辛味をもち、温性で、体を温め、胃腸のはたらきを助けるとされる根菜です。さわやかな香りとぴりっとした辛みが持ち味で、体を冷やしたくないときや、寒い時季にあたたかい料理を取り入れたいときの養生に向くとされます。すりおろして薬味に、せん切りで炒め物や煮魚に、甘酢漬けや生姜焼きまで、和洋中で幅広く使える、香味の主役になる食材です。

生姜の旬と種類・選び方
生姜の効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。さわやかな香りとぴりっとした辛みが持ち味の、薬味や香味づけに欠かせないショウガ科の根菜です。
新生姜は初夏、ひね生姜は通年
生姜は、土の中の根茎を食べるショウガ科の植物で、高知や熊本などが主な産地です。やわらかい「新生姜」は初夏から夏(6月から8月ごろ)に出回り、収穫後に貯蔵して熟成させた「ひね生姜(根生姜)」は、一年を通して手に入ります。新生姜は辛みがおだやかでみずみずしく、ひね生姜は辛みと香りが濃いのが持ち味です。薬味や煮魚の臭み消しなど、料理を引き立てる名脇役として使われます。生で使うときと、加熱して使うときで、味わいや香りの出方が変わるのも、生姜のおもしろいところです。
新生姜・ひね生姜・葉生姜
生姜は、収穫の時期や部位によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 新生姜 | 初夏が旬。やわらかく辛みがおだやか。甘酢漬け(ガリ)に |
| ひね生姜(根生姜) | 貯蔵もので通年。辛みと香りが濃い。薬味やすりおろしに |
| 葉生姜 | 葉つきの若い生姜。みずみずしく、みそをつけて生で |
薬味やすりおろし、煮込みの香りづけには、辛みと香りの濃いひね生姜が向きます。甘酢漬け(ガリ)や、さっぱりした味わいを楽しむなら、やわらかい新生姜が使いやすいです。葉つきの葉生姜(谷中生姜)は、みずみずしく、みそをつけて生でかじると、初夏ならではの味わいです。はじかみ(矢生姜)は、焼き魚の彩りに添えられます。料理に合わせて選び分けると、生姜の持ち味が生きます。
選び方と使い方のコツ
よい生姜を選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- ひね生姜は、皮にハリとつやがあり、ふっくらしているもの
- 切り口がみずみずしく、しなびたり乾いたりしていないもの
- 新生姜は、白くて先がうすく色づき、みずみずしいもの
生姜は、皮の近くに香りが多いので、皮はうすくむくか、よく洗って皮ごと使うと、香りが生きます。香りを立たせたいときはすりおろし、食感を楽しみたいときはせん切りやみじん切りにします。すりおろすと辛みと香りが立ち、加熱するとまろやかになります。煮魚や肉料理には、薄切りやせん切りを加えて、臭み消しと香りづけにします。生で薬味に使うときは、使う直前にすりおろすと、香りがいちばん引き立ちます。新生姜は、皮がうすいので、皮ごと使えます。
生姜のおすすめの食べ方
生姜は、さわやかな香りとぴりっとした辛みを生かして、薬味から主菜、飲み物まで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
薬味・生姜焼き・煮物に
生姜の持ち味がいちばん生きるのは、薬味としての使い方です。すりおろして、冷ややっこやそうめん、そばに添えると、さわやかな香りで料理が引き立ちます。豚肉をしょうがだれで焼く生姜焼きは、ごはんの進む定番おかずです。せん切りやすりおろしを、煮魚や肉じゃが、角煮に加えると、臭みが消えて、味わいが引き締まります。あんかけや炒め物の香りづけにも欠かせません。新生姜の甘酢漬け(ガリ)は、すしや揚げ物に添える、さっぱりとした箸休めになります。
しょうが湯・ジンジャーシロップに
生姜は、飲み物にしても、さわやかな香りと辛みが楽しめます。すりおろした生姜に湯を注ぎ、はちみつや黒砂糖を加えるしょうが湯は、寒い時季にあたたまりたいときにぴったりです。砂糖と水で煮出してつくるジンジャーシロップは、炭酸水で割ってジンジャーエールに、紅茶に加えてジンジャーティーにと、幅広く使えます。すりおろしを紅茶に入れたり、お菓子づくりに使ったりしても、香りが生きます。薄切りを砂糖で煮て乾かす生姜糖や、佃煮にすると、保存もきいて常備菜になります。
生姜の保存のコツ
生姜は乾燥と低温に弱いので、ひね生姜は、湿らせたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷やしすぎない場所か冷蔵庫の野菜室で保存します。水を張った容器に入れ、ときどき水をかえて保存する方法もあります。新生姜は傷みやすいので、早めに使いきりましょう。たくさんあるときは、すりおろしたり、せん切り・薄切りにしたりして、小分けにして冷凍すると、薬味や料理にそのまま使えて便利です。甘酢漬けや佃煮、ジンジャーシロップにしておくと、長く楽しめます。
あわせて、同じく体を温めるとされる白ねぎの効能や、同じく体をあたためる香味野菜の紫蘇の効能も知っておくと、寒い季節の食卓づくりの参考になります。
一年を通して使える生姜は、薬味や生姜焼き、煮物から、しょうが湯やジンジャーシロップまで、さわやかな香りとぴりっとした辛みを楽しめる食材です。甘酢漬けの新生姜、薬味のひね生姜、生で味わう葉生姜と、料理に合わせて使い分けると持ち味が生きます。体を冷やしたくないときや、寒い時季の養生に、生姜を食卓に取り入れてみてください。
