桑の葉の効能
桑の葉の効能
体表の邪気を取り除き、目やのどの不調を改善する作用があります。
お茶やスムージー、また料理のトッピングとして活用するのがおすすめです。
桑の葉は肝を養い、目の疲れや充血を和らげ、夏風邪にも効果的です。
桑の葉は苦味と甘味をもち、寒性で、体にこもった余分な熱をしずめ、目や頭をすっきりさせるとされる薬膳茶の素材です。やさしい風味とくせのなさが持ち味で、ほっと一息つきたいときや、目を使いすぎたと感じるときの養生に向くとされます。乾燥させてお茶にするほか、粉末を飲み物に混ぜたり、若葉を料理に使ったりと、手軽に取り入れられる食材です。

桑の葉の旬と種類・選び方
桑の葉の効能をおいしく取り入れるなら、出回る形と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。蚕の餌としても知られる桑の木の葉で、古くから薬膳茶に使われてきた食材です。
若葉の旬は初夏、乾燥品は通年
桑の葉は、クワ科の落葉樹である桑の木の葉です。生の若葉の旬は春から初夏(5月から6月ごろ)で、やわらかい新芽は、天ぷらやおひたしにして味わえます。ただし、生の若葉が出回るのはわずかで、一年を通して使われるのは、乾燥させてお茶にしたものや、粉末にしたものです。中国では古くから、体にこもった熱をやわらげる薬膳茶として親しまれてきました。カフェインを含まないので、時間を気にせず飲めるのも、お茶として使いやすい点です。
桑の葉茶・粉末・生の若葉
桑の葉は、使う形によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 桑の葉茶 | 乾燥させた葉。もっとも一般的。お湯を注いで手軽に |
| 桑の葉粉末 | 細かく粉にしたもの。飲み物やお菓子に混ぜて使える |
| 生の若葉 | 初夏だけの新芽。天ぷらやおひたしで味わう |
手軽にお茶として楽しむなら、乾燥させた桑の葉茶が便利です。飲み物やお菓子に混ぜて使いたいときは、粉末が向きます。生の若葉は、初夏の旬の時季だけの味わいで、料理に使えます。お茶として日常に取り入れるなら茶葉や粉末、季節の味わいを楽しむなら生の若葉と、用途で選び分けると使いやすくなります。
選び方といれ方のコツ
よい桑の葉を選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 茶葉は、緑色があざやかで、湿気ておらずよく乾いているもの
- 粉末は、色が均一で、かたまりのできていないもの
- 生の若葉は、やわらかく、みずみずしい新芽のもの
桑の葉茶や粉末は、開封すると香りが飛びやすいので、なるべく早めに使いきります。粉末は、くせが少なく、ほかの食材となじみやすいので、飲み物やお菓子に少しずつ加えて、好みの量に調整すると使いやすくなります。生の若葉は、虫がついていないか確かめ、さっと洗ってから使います。具体的ないれ方や使い方は、このあとの取り入れ方で紹介します。
桑の葉のおすすめの取り入れ方
桑の葉は、やさしい風味とくせのなさを生かして、お茶から飲み物、料理まで幅広く使えます。定番の取り入れ方を紹介します。
桑の葉茶・水出し茶に
桑の葉の持ち味がいちばん生きるのは、お茶です。乾燥させた茶葉に熱湯を注ぐと、やさしい香りとほのかな甘みのあるお茶になります。カフェインを含まないので、食事のときや寝る前など、時間を気にせず楽しめます。夏は、冷水に茶葉を入れて冷蔵庫でひと晩おく水出し茶にすると、すっきりとした飲み口になります。なつめやくこの実、菊花と一緒に煮出すと、彩りのよい薬膳茶になり、体をいたわりたいときにもよく合います。
粉末ドリンク・若葉の天ぷらに
桑の葉は、粉末にすると、さらに使い方が広がります。水やお湯、牛乳、豆乳に溶かして青汁のように飲んだり、スムージーやヨーグルトに混ぜたりすると、手軽に取り入れられます。あざやかな緑色を生かして、クッキーやパウンドケーキ、寒天などのお菓子に混ぜても楽しめます。初夏に生の若葉が手に入ったら、天ぷらにすると、ほろ苦さとさわやかな香りが味わえます。さっとゆでて、おひたしやあえ物にしても、季節の一品になります。
桑の葉の保存のコツ
桑の葉茶や粉末は日もちしますが、湿気を吸うと風味が落ちるので、密閉容器や保存袋に入れ、乾燥剤と一緒に、湿気を避けた冷暗所で保存します。粉末は、開封後はとくに湿気を吸いやすいので、しっかり口を閉じて、早めに使いきります。冷蔵庫に入れる場合は、出し入れのときの結露に気をつけます。生の若葉は傷みやすいので、湿らせたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存し、その日のうちか翌日には使いきります。
あわせて、同じく目をすっきりさせるとされるくこの実の効能や、同じく薬膳茶に使われ熱をしずめるとされる菊花の効能も知っておくと、薬膳茶づくりの参考になります。
乾燥品なら一年中楽しめる桑の葉は、桑の葉茶や水出し茶、粉末ドリンクから若葉の天ぷらまで、やさしい風味を楽しめる薬膳茶の素材です。手軽な桑の葉茶、混ぜて使える粉末、初夏だけの生の若葉と、形に合わせて使い分けると持ち味が生きます。ほっと一息つきたいときや、目を使いすぎたと感じるときの養生に、桑の葉を取り入れてみてください。
