セロリの効能
セロリの効能
熱を冷まし、気の巡りを整えると言われ、体を穏やかに整える助けになります。
炒め物やサラダ、スープに加え、シャキシャキ感と爽やかな香りを楽しめます。
セロリは熱を冷まし、発熱・発汗・喉の渇きを解消すると言われています。爽やかな香りでリラックス効果も期待できます。
セロリは甘味と苦味をもち、涼性で、体にこもった余分な熱をしずめ、のどの渇きをうるおし、気持ちを落ち着かせるとされる香味野菜です。シャキッとした食感とさわやかな香りが持ち味で、気分がたかぶるときや、すっきり過ごしたいときの養生に向くとされます。サラダやスープ、炒め物まで、茎も葉も幅広く使える、香りの楽しい野菜です。

セロリの旬と種類・選び方
セロリの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。さわやかな香りとシャキッとした食感が持ち味の、すずしい気候を好むセリ科の野菜です。
旬は秋から春、すずしい気候を好む
セロリは、みつばやパクチーと同じセリ科の香味野菜で、すずしい気候を好みます。ハウス栽培で一年中出回りますが、露地ものの旬は、すずしい秋から春(11月から5月ごろ)です。長野や静岡などが主な産地で、気温の高い夏は高原で育てられたものが多くなります。さわやかな香りと、茎のシャキッとした歯ざわりが持ち味で、生のままはもちろん、加熱しても使えます。茎だけでなく、香りの強い葉の部分も、スープや炒め物に使えて無駄になりません。
緑色種・スープセロリ・ホワイトセロリ
セロリは、色や太さによっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 緑色種 | もっとも一般的。茎が太く、香りと食感がしっかりしている |
| ホワイトセロリ | 白く細い。やわらかく香りがおだやかで、サラダ向き |
| スープセロリ | 葉が多く茎が細い品種。香りづけやスープ、薬味に |
食べごたえや香りを楽しむなら、茎の太い緑色種が向きます。香りがおだやかで食べやすいものがよいときは、白く細いホワイトセロリがサラダに向きます。スープや炒め物の香りづけには、葉の多いスープセロリ(中国セロリ)が便利です。香りの強さや使い方に合わせて選び分けると、セロリの持ち味が生きます。
選び方と筋の取り方のコツ
よいセロリを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- 茎が太くてかたく、肉厚でハリのあるもの
- 葉がいきいきと緑色で、しおれていないもの
- 茎の内側に「す」が入っておらず、みずみずしいもの
セロリは、茎の外側にかたい筋があるので、根元から葉のほうへ向かって、包丁やピーラーで筋を取ると、口当たりがよくなります。生で食べるときは、筋を取って斜め薄切りにすると、シャキッとした食感が楽しめます。香りが強いと感じるときは、薄く切って水にさっとさらすと、やわらいで食べやすくなります。香りの強い葉の部分は、刻んでスープや炒め物、薬味に使うと、無駄なく楽しめます。
セロリのおすすめの食べ方
セロリは、さわやかな香りとシャキッとした食感を生かして、生のサラダから炒め物、スープまで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
サラダ・スティック・ピクルスに
セロリの持ち味がいちばん生きるのは、生のシャキッとした食感です。筋を取って斜め薄切りにし、塩やオリーブオイル、レモンであえると、さわやかなサラダになります。長めに切ってスティックにし、マヨネーズやみそ、ディップを添えると、手軽なおつまみになります。甘酢に漬けるピクルスは、さっぱりとして箸休めにぴったりです。生で食べると、セロリらしい香りと歯ざわりがいちばん楽しめます。葉に近いやわらかい部分は、ちぎってサラダに加えると、彩りと香りのアクセントになります。
炒め物・スープに
セロリは、加熱するとやわらかくなり、香りがまろやかになります。斜め切りにして、いかや牛肉と中華風に炒めると、シャキッとした食感が楽しめる一品になります。みじん切りにして、玉ねぎやにんじんと炒めれば、スープやミートソースの土台になり、料理に深みが出ます。ポトフやコンソメスープに、茎も葉も加えると、さわやかな香りが広がります。煮込むときは、香りの強い葉を一緒に入れると、風味よく仕上がります。炒め物では、強火でさっと火を通して、食感を残すのがコツです。
セロリの保存のコツ
セロリは、茎と葉を分けておくと長もちします。葉をつけたままにすると、茎の水分が葉にうつって、しなびやすくなるためです。茎は、ラップで包むかポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。葉は別にして、早めに使いきりましょう。しなびてしまったら、冷水につけると、シャキッと元気が戻ります。たくさんあるときは、刻んで小分けにし、冷凍しておくと、スープや炒め物に使えて便利です。生のまま冷凍すると食感が落ちるので、加熱して使う前提で冷凍します。
あわせて、同じく体の余分な熱をしずめるとされるきゅうりの効能や、同じく熱をさましのどをうるおすとされるトマトの効能も知っておくと、季節の食卓づくりの参考になります。
すずしい時季に旬を迎えるセロリは、サラダやスティック、ピクルスから炒め物、スープまで、さわやかな香りとシャキッとした食感を楽しめる香味野菜です。香りのしっかりした緑色種、やさしいホワイトセロリ、薬味に向くスープセロリと、用途で使い分けると持ち味が生きます。気分がたかぶるときや、すっきり過ごしたいときの養生に、セロリを食卓に取り入れてみてください。
