ピーナッツの効能
ピーナッツの効能
血を補い、肺や胃を潤す作用があり、健康維持に役立ちます。
そのまま食べるほか、スープやデザートの材料としてもおすすめです。
気を補う作用があり、肺を潤す効果が期待されます。
ピーナッツは血を補い、肺や胃を潤す作用があるとされています。特に貧血や肺の乾燥による咳、便秘などに効果が期待できる食材です。また、脾を補い、出血を止める作用もあるため、疲労や体力低下を感じるときに最適です。スープやデザート、料理のアクセントとして幅広く活用できます。

ピーナッツの旬と種類・選び方
ピーナッツの効能をおいしく取り入れるなら、どんな食材なのか、旬や種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。香ばしい風味とほっくりした食感が持ち味で、おやつにも料理にもなじむ食材です。
土の中で実る豆、旬は秋
ピーナッツは「落花生(らっかせい)」とも呼ばれるマメ科の植物で、ナッツの仲間というより豆に近い食材です。花が咲いたあと、子房(しぼう)の柄が地面に伸びて土の中で実をつけることから、「落花生」の名がつきました。国産の生落花生が旬を迎えるのは9月から11月ごろで、千葉県が生産量日本一として知られ、八街(やちまた)などが産地として有名です。乾燥させたものや煎ったものは通年出回りますが、生の落花生が出回るのは秋ならではです。
生・ゆで・煎りの違い
ピーナッツは、状態によって味わいや使い方が変わります。
- 生落花生:秋限定の掘りたての新豆。ゆでてから使う
- ゆで落花生:生を塩ゆでに。ほっくりやわらかい秋の味覚
- 煎り落花生:香ばしくカリッとした食感。通年手に入り、おやつや料理に
バターピーナッツやピーナッツバターなどの加工品も通年手に入ります。品種にも個性があり、大粒でゆでて食べるのに向く「おおまさり」、香りとコクが強く煎り豆に向く「千葉半立(ちばはんだち)」などがあります。薄皮(渋皮)にもほのかな香ばしさがあり、そのまま食べられます。
おいしいピーナッツの選び方
ピーナッツを選ぶときは、次のような点を目安にすると、新鮮なものを見分けやすくなります。
- 殻つきは、振るとカラカラと軽い音がし、殻に割れやカビがないもの
- むき身は、色つやがよく、しけった感じや古い油のにおいがしないもの
- 生落花生は、殻がきれいで、ふっくらしているもの
ピーナッツは油分が多く、古くなると風味が落ちやすい食材です。油っぽいにおいがするものは鮮度が落ちているので、開封後は早めに使いきれる量を選ぶと、香ばしさを保ったまま楽しめます。
ピーナッツのおすすめの食べ方
ピーナッツは、そのまま食べるほか、料理やお菓子まで幅広く使えます。香ばしさとコクを生かした使い方を紹介します。
煎って・ゆでて味わう
煎ったピーナッツは、そのままおやつやおつまみにすると、香ばしさとカリッとした食感が楽しめます。秋に手に入る生落花生は、塩を加えた湯で30分から1時間ほどゆでると、ほっくりやわらかいゆで落花生になります。枝豆のような感覚で、温かいうちにいただくのが格別です。砕いて、サラダやアイスクリーム、担々麺のトッピングにすると、食感のアクセントになります。薄皮ごと使えば、香ばしさがいっそう引き立ちます。
和え物・炒め物・ピーナッツバターに
すりつぶしたピーナッツをしょうゆや砂糖と合わせると、ほうれん草やいんげんの「ピーナッツ和え」になり、ごま和えとはひと味違うコクが楽しめます。中華では、鶏肉やきゅうりと炒め合わせる料理にもよく使われます。すりつぶして練り上げたピーナッツバターは、パンに塗るほか、たれやドレッシングの隠し味にも使えます。ほかのナッツやドライフルーツと組み合わせるナッツの組み合わせ方も、取り入れ方の参考になります。
酸化しやすいピーナッツの保存のコツ
ピーナッツは油分が多く、空気や湿気に触れると風味が落ちやすい食材です。煎ったものや加工品は、密閉容器やチャック付き袋に入れ、湿気を避けて冷暗所か冷蔵庫で保存します。生の落花生は傷みやすいので、手に入れたら早めにゆでるのがおすすめです。ゆでた落花生は、汁ごと冷蔵で二〜三日、小分けにして冷凍すれば長く保存できます。高温多湿の場所やコンロのそばは避け、なるべく早めに使いきると、香ばしさを保てます。
あわせて、同じく血を補うとされるなつめの効能や、体をうるおす種実の松の実の効能も知っておくと、薬膳の食卓づくりの参考になります。
秋に旬を迎えるピーナッツは、煎ってそのまま、ゆで落花生、和え物やピーナッツバターまで、使い道の広い食材です。生はゆでて秋の味覚に、煎りは香ばしさを料理にと使い分け、酸化に気をつけて保存すれば、香ばしい一粒を長く楽しめます。秋ならではのゆで落花生を、ぜひ味わってみてください。
