とうもろこしの髭の効能
とうもろこしの髭の効能
体の余分な熱を取り除き、利尿を助ける効果があるとされています。
煮出してお茶にすることで、暑い夏の水分補給に役立ちます。
とうもろこしのひげ茶は、利尿作用が高く、むくみ対策に利用されています。
とうもろこしのひげは甘味をもち、性質はおだやかで、体の余分な水分を外に出し、こもった熱をしずめるとされる食材です。水の巡りが気になるときや、暑い季節にすっきりしたいときの養生に向くとされ、煮出してお茶にして親しまれてきました。とうもろこしを食べるときに出る、捨てずに使いたい部分です。

とうもろこしの髭の旬と特徴・選び方
とうもろこしのひげの効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と特徴、選び方を知っておくと使いやすくなります。とうもろこしの実を包む、ふさふさとした絹糸のような部分で、お茶として古くから親しまれてきました。
旬は夏、とうもろこしの絹糸
とうもろこしのひげは、とうもろこしの実の先から伸びる「絹糸(けんし)」と呼ばれる部分で、めしべにあたります。一本一本が実の粒につながっていて、ひげの本数と粒の数はほぼ同じといわれます。旬はとうもろこしと同じ夏(6月から9月ごろ)で、生のとうもろこしを買うと、新鮮なひげが一緒についてきます。漢方では「南蛮毛(なんばんげ)」や「玉米鬚(ぎょくべいしゅ)」と呼ばれ、煮出してお茶にする使い方が知られています。韓国のとうもろこしひげ茶のように、お茶として親しまれている国もあります。
生のひげと乾燥ひげ
とうもろこしのひげは、使う形によっていくつかの選び方があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 生のひげ | とうもろこしについてくる新鮮なひげ。乾かして使う |
| 乾燥ひげ | 洗って乾かしたもの。保存がきき、煮出してお茶に |
| 市販のひげ茶 | 焙煎したティーバッグなど。手軽に飲める |
とうもろこしを買ったら、ひげを捨てずに乾かしておくと、お茶として無駄なく使えます。手軽に飲みたいときは、市販のとうもろこしひげ茶やブレンド茶を選ぶと便利です。生のひげから手づくりすると、できたての香りを楽しめます。
選び方と下ごしらえのコツ
よいとうもろこしのひげを選ぶときは、次のような点を目安にすると見分けやすくなります。
- ふさがたっぷりとして、しっとりみずみずしいもの
- 茶色く乾いて傷んだ部分が少なく、淡い色をしているもの
- とうもろこしの実が新鮮で、皮つきで売られているもの
生のひげを使うときは、根元の茶色く乾いた部分を取り除き、やわらかい部分を流水でやさしく洗います。広げて天日で干すか、フライパンで弱火にかけたり、電子レンジにかけたりして、しっかり乾かします。乾いてパリッとしたら、煮出して使えます。軽く焙じると、香ばしさが増して飲みやすくなります。
とうもろこしの髭のおすすめの食べ方
とうもろこしのひげは、お茶を中心に、料理にも使えます。定番の楽しみ方を紹介します。
ひげ茶・ブレンド茶に
とうもろこしのひげの持ち味がいちばん生きるのは、煮出して飲むひげ茶です。乾かしたひげを鍋に入れ、水から弱火で10分ほど煮出すと、淡い黄金色の、香ばしく甘みのあるお茶になります。冷やして冷茶にすると、暑い時期にすっきりと楽しめます。麦茶やはと麦茶、ほうじ茶とブレンドしても飲みやすく、はちみつを少し加えると、やさしい甘さになります。くせが少ないので、毎日の水分補給に取り入れやすいお茶です。
スープ・かき揚げに
とうもろこしのひげは、料理にも使えます。やわらかい部分を刻んでスープに加えると、とうもろこしの甘い香りが移ります。実と一緒にコーンスープやだしに使うと、うま味が引き立ちます。生のひげは、衣をつけて実と一緒にかき揚げにすると、さくっとした食感が楽しめます。煮出したあとのひげも、刻んでスープや炒め物に加えると、無駄なく使えます。とうもろこしを丸ごと味わう工夫として、覚えておくと便利です。
とうもろこしの髭の保存のコツ
生のとうもろこしのひげは、傷みやすいので、その日のうちに下ごしらえするのがおすすめです。すぐに使わないときは、しっかり乾燥させてから、密閉容器や保存袋に入れ、湿気を避けた冷暗所で保存します。よく乾かしておけば、長く保存できて、飲みたいときに煮出せて便利です。湿気を含むとカビやすいので、乾燥剤を一緒に入れておくと安心です。市販のひげ茶も、開封後は密閉して早めに使いきると、香りを保てます。
あわせて、ひげのもとであるとうもろこしの効能や、同じく水の巡りを整えるとされるはとむぎの効能も知っておくと、夏の食卓やお茶づくりの参考になります。
夏に旬を迎えるとうもろこしのひげは、ひげ茶やブレンド茶、スープやかき揚げまで、捨てずに使いたい食材です。生のひげを乾かして手づくりしたり、市販のひげ茶を選んだりと、暮らしに合わせて取り入れられます。水の巡りが気になる暑い季節の養生に、とうもろこしのひげを取り入れてみてください。
