もち米の効能
もち米の効能
脾・胃を補い、体力を増強し、下痢や虚弱体質の改善が期待されます。
お餅やおこわにして食べると、滋養強壮効果をより実感できます。
虚弱体質や胃腸の働きを助け、体力を補う食材としておすすめです。
もち米は脾・胃を補い、体力を向上させる働きがあるとされています。特に、下痢や虚弱体質に適しており、体力を増強したいときに最適です。炊き込みご飯やおこわ、お餅として利用することで、その効果を効率的に取り入れることができます。また、冷え性の方にも適した温性の食材です。

もち米の旬と種類・選び方
もち米の効能をおいしく取り入れるなら、旬の時期と種類、選び方を知っておくと使いやすくなります。強い粘りと甘みが持ち味で、お餅やおこわなど、日本の行事食を支えてきたお米です。
旬は秋の新米、うるち米との違い
もち米も、ふだんのごはんに使ううるち米と同じ稲で、旬は秋です。9月から11月ごろに収穫される新米は、香りと粘りが格別です。両者の違いはでんぷんの性質にあり、もち米は炊くと強い粘りが出るのが特徴で、冷めても固くなりにくいため、お餅やおこわに向きます。乳白色で不透明な見た目も、半透明のうるち米との見分け方になります。乾燥させて貯蔵がきくので、新米の時期を過ぎても一年を通して使えます。
白もち米・赤もち米・黒もち米
もち米には、色の異なる種類があり、料理に合わせて選べます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 白もち米 | もっとも一般的。お餅やおこわ、赤飯のベースに |
| 赤もち米 | 古代米の一種。うるち米に混ぜて炊くと、ほんのり赤く色づく |
| 黒もち米 | 同じく古代米。炊くと紫がかった色になり、おこわやおはぎに |
日常のおこわやお餅には白もち米、彩りや変化をつけたいときは赤もち米・黒もち米を少量混ぜると、見た目も楽しめます。古代米はうるち米に少し加えて炊くだけでも、もちもちとした食感と色合いが加わります。
選び方と浸水のコツ
おいしいもち米を選び、上手に下準備するときは、次のような点を目安にすると失敗しにくくなります。
- 粒の大きさがそろい、乳白色でつやがあるもの
- 割れやひびが少なく、古びた匂いがしないもの
- おこわにするときは、洗ってから数時間〜一晩しっかり浸水させる
もち米は吸水が早いので、しっかり浸してから蒸すと、芯までふっくらと仕上がります。炊飯器で炊く場合は、うるち米より水を少なめにすると、べたつかずに炊き上がります。うるち米に二割ほど混ぜて炊くと、冷めても固くなりにくく、お弁当にも向きます。
もち米のおすすめの食べ方
もち米は、強い粘りと甘みを生かして、ごはんものから行事食、おやつまで幅広く使えます。定番の食べ方を紹介します。
おこわ・赤飯・おはぎに
もち米を蒸して作るおこわは、もち米料理の代表です。小豆と炊く赤飯はお祝いの定番で、山菜やきのこ、栗を合わせた炊き込みおこわ、干しえびや焼き豚を使う中華おこわなど、具材を変えて楽しめます。やわらかく炊いて軽くつぶし、あんこで包めばおはぎになります。蒸したては香りがよく、もちもちとした食感を存分に味わえます。
お餅・ちまき・デザートに
蒸したもち米をついて作るお餅は、お雑煮やきな粉餅、磯辺焼き、ぜんざいと、味つけ次第で和洋に楽しめます。笹の葉で包んで蒸すちまきや、中華風のおこわちまきも、もち米ならではの料理です。甘みが強いので、みたらしやあべかわ、おこわ団子など、デザート感覚のおやつにも向きます。温かいうちに食べると、やわらかさと甘みが引き立ちます。
もち米の保存のコツ
もち米は乾物なので、湿気と虫を避けて保存します。袋のままだと匂い移りや乾燥が進むため、密閉できる容器やチャック付き袋に移し、直射日光の当たらない冷暗所に置きます。夏場や湿気の多い時期は、冷蔵庫で保存すると安心です。炊いたおこわやお餅は、一食分ずつラップで包んで冷凍しておくと、食べたいときに温めるだけで、つきたてに近い食感を楽しめます。
あわせて、同じお米で日々の主食となるうるち米の効能や、おこわの具にも使われる栗の効能も知っておくと、毎日の食事づくりの参考になります。
強い粘りと甘みをもつもち米は、おこわや赤飯、お餅、おはぎまで、ハレの日から普段のおやつまで幅広く活躍するお米です。日常使いの白もち米、彩りを添える赤もち米・黒もち米と、種類に合わせて使い分けると持ち味が生きます。体を温める温性のお米として、寒い季節の食卓にも取り入れてみてください。
